SAPジャパン株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)、IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社(以下、IBCS)の3社は4月24日、ERPパッケージの導入促進関連で協業を強化すると発表した。これを受け、IBCSは年内までにSAPコンサルタントを約200名増員するほか、日本IBMのビジネスサーバー「IBM System i5」に、SAP製品向けの専用版が用意される。
この協業においてIBCSは、SAPジャパンの提案による年間スキル育成計画を同社と共有。延べ400のSAP認定資格を取得し、SAPコンサルタントを2006年中に約200名増員する。今回の増員分はIBCSの「バリューデリバリーセンター」に配属され、同センターはこれによって約550名体制にまで拡充されるという。
また、日本IBMのビジネスサーバー「IBM System i5」に、SAPのビジネスアプリケーション「mySAP ERP」導入ユーザー向けの専用版、「同 Solution Edition for mySAP ERP」が追加される。標準製品と比べて約4割~半額程度の価格が設定されており、これによってSAP製品導入を促進したい狙いだ。
加えて3社では、SAPジャパンのバリュー・エンジニアリング本部が提供するサービスを活用して、顧客のSAP製品導入メリットを明確化して提案する営業活動を、共同で行っていく考え。業務効率化、在庫削減、コスト削減、内部統制の領域での改善案などが提案可能とのことで、ビジネスバリューを定量化した上で、SAP製品導入を提案していくとしている。
■ URL
SAPジャパン株式会社
http://www.sap.com/japan/
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
IBMビジネスコンサルティング サービス株式会社
http://www.ibm.com/services/bcs/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/20060424002.html
( 石井 一志 )
2006/04/24 12:58
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