Open Source Development Lab(以下、OSDL)は5月12日、OSDLの日本担当ディレクタに工内隆氏が就任したことを発表した。就任は4月19日付け。
工内氏は、富士通株式会社のサーバシステム事業本部 Linuxソフトウェア開発統括部において、統括部長代理として、Linuxパートナとの連携、OSS製品の企画に従事。2004年からは、OSSの普及を図る官民の団体である「日本OSS推進フォーラム」の「ビジネス推進ワーキンググループ」の主査を務めてきた。2005年2月には日本独自のサブ・ワーキンググループとして発足したOSDLの「SI Forum」のメンバーとして、システムインテグレータ各社がLinuxをはじめとするOSSでのシステム提案・構築を促進するための課題に取り組んできている。
OSDLでは活動目標として「Bridges to Communities(開発コミュニティへの橋渡し)」を掲げ、開発コミュニティとOSDLおよびOSDLメンバー企業とのかかわりを深めることに注力している。また、日本のエンタープライズ市場でのLinuxの採用をさらに加速するため、SI Forumワーキンググループの活動の強化や、日本OSS推進フォーラムとの連携を密にしていく予定。今回の工内氏の日本担当ディレクタ就任により、同氏の経験と実績が職務に活かされるとしている。
日本担当ディレクタ就任について、工内氏は、「OSDLがLinux/OSS開発コミュニティとの橋渡し強化を打ち出したこの時期に、OSDLに参加し、業界のリーダー各社様とともに、日本のLinux市場、および、開発コミュニティのさらなる活性化に取り組むことを楽しみにしています。今後、OSS推進フォーラムやLinuxディストリビュータ様における経験と人脈を生かし、OSDLに対するユーザ様やベンダ様からの期待に応えていきたいと考えています」とコメントしている。
■ URL
Open Source Development Lab
http://www.osdl.jp/
プレスリリース
http://www.osdl.jp/newsroom/press_releases/2006/2006_05_12_tokyo.html
( 福浦 一広 )
2006/05/12 12:05
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