マイクロソフト株式会社は5月30日、5月24日にベータ2が公開された「the 2007 Microsoft office system(以下、Office 2007)」のプレス向け説明会を開催した。説明会では、Office systemの中核をなす「Microsoft Office SharePoint Server 2007」の機能紹介が行われた。
SharePoint Server 2007は、Office SharePoint Portal Server 2003の後継製品。同社インフォメーションワーカービジネス本部IWソリューションマーケティンググループ エグゼクティブプロダクトマネージャの昇塚淑子氏は、「旧バージョンでは、Portalと名が付いていたように、イントラネット向けの製品だった。しかし、最新版では、イントラネットだけでなくインターネットにも対応するなど進化を遂げている」と、企業内だけで利用するプラットフォームから、外部との連携にも使えるプラットフォームになった点を強調した。
「コンテンツ管理については、Officeから直接保存できるようにしたり、作成から管理までの一連のワークフローの管理を行えるなどの機能が強化された。また、Information Rights Managementとの連携機能により、保存した文書の保護を自動的に実現できるようになった。ビジネスプロセスでは、Formsサービスにより、InfoPathフォームの配信や入力に対応している。ビジネスインテリジェンスでは、ExcelサービスやKPI Webパーツなど情報の利用や可視化を支援する機能が用意された」と紹介した。