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マイクロソフトが「マイグレーションラボ」を開設、Oracle製品からの移行を支援


 マイクロソフト株式会社は6月19日、Oracle DatabaseからSQL Server 2005への移行支援を行う「Oracleマイグレーションラボ」を、同社の調布技術センター(東京都調布市)内に開設すると発表した。同日より、移行の検証支援、ファシリティや移行ツールの提供を開始する。

 Oracleマイグレーションラボでは、移行前評価、変換、データ移行といった作業を確認することができる。実施回数は週2回で、所要時間は1回につき2日間。Oracle Databaseをベースとしたパッケージやソリューションから、SQL Serverベースへの移行を検討している企業を対象とする。具体的には、マイクロソフトの登録メンバー、認定パートナー、認定ゴールドパートナー企業、Oracle Database対応パッケージ製品またはソリューションを提供している企業などが利用できる。

 ここで利用するツール「SQL Server Migration Assistant for Oracle 日本語版」は、Oracle Database 7.3以降に対応したSQL Server移行ソフト。GUIを用いて、データベース移行の評価からスキーマ変換、データ移行、ストアドプロシージャ、関数をはじめとするデータベースオブジェクト変換、移行後の評価などを容易に行えるとのこと。

 なおこのラボ開設に先駆けて、PFUのOracle Databaseベースのコールセンター構築パッケージ製品「Customer Navi」を、SQL Server 2005へ移行対応するパイロット検証を実施。100%の精度で移行できることが確認されたため、評価実施後1カ月程度の短期間でSQL Server版を出荷できる見込みだとしている。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2725

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( 石井 一志 )
2006/06/19 12:31

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