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「セキュリティ市場は急成長、2006年以降も高い成長率を維持」―IDC Japan |
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個別に見ると、ソフト市場は今後も伸びが予測されるものの、ハードウェアプラットフォームの価格低下に伴ってパッケージソフトも価格が低下すると見られる。また、中小企業向けの低価格製品市場が拡大すること、セキュリティ対策の導入手段がソフトからアプライアンス、サービスへ移行することなどから、伸びは緩やかになると考えられており、2005～2010年のCAGR（年間平均成長率）は11.2％にとどまるとの予測がなされている。 一方でアプライアンスは、ファイアウォールに侵入検知やウイルス対策機能をまとめた統合型アプライアンスの市場が拡大しており、2004年の2.5倍以上の出荷台数を2005年に記録したという。また最近では、導入設置、運用管理が容易であるというセキュリティアプライアンスのメリットに対してユーザーの認知度が高まり、販売チャネルも増えていることから、15.2％という高いCAGR（2005年～2010年）で市場を拡大すると予測している。 最後のサービスについては、大企業がセキュリティ対策強化のために、新規システムの導入と既存システムの統合に着手し、2004～2005年に、セキュリティシステム構築に大規模な投資をしたことがトピック。これは2006年以降も継続するとIDC Japanは予測しているが、投資規模は縮小し、代わりに中堅・中小企業の投資が増加する見込みとのこと。なお、セキュリティシステムの運用管理には専門技術者と運用担当者の確保が必要なため企業にとっては負担が大きく、企業規模に関わりなくアウトソーシングを利用する傾向も強くなっているとしており、2005年～2010年のCAGRは、16.6％と堅調な推移を予測している。 ■ ＵＲＬ IDC Japan株式会社 http://www.idcjapan.co.jp/
（ 石井 一志 ）
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