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GFと韓国セキュアイドットコム、統合セキュリティアプライアンス販売で提携


韓国セキュアイドットコムCEOのキム・ジョンソン氏(左)とGF代表取締役社長の仲吉昭治氏(右)
 株式会社ジー・エフ(以下、GF)は7月31日、韓国セキュアイドットコム株式会社と国内総販売代理店契約を締結したと発表した。今回の代理店契約締結により、セキュアイドットコムの統合ネットワークセキュリティアプライアンス「NXGシリーズ」をGFが国内で独占販売を行うとしている。なお、保守メンテナンスに関しては株式会社アルファネットが行う。

 NXGシリーズは、ファイアウォール、IPsec VPNなどの機能を搭載するセキュリティアプライアンス。NXGシリーズを二重化した際、カーネルレベルでセッション情報を同期化できるのが特長。これにより、分散されたパケットのセッション情報を維持管理したり、コネクション切断時もセッションを維持することが可能。そのほか、ADSL回線とBフレッツ回線などマルチ回線への対応や、クライアントソフトをインストールすることなく専用USBキーを用いたVPN通信が可能など、中小企業などでの利用に最適な機能が用意されている。

 価格は、同時セッション数5万、スループット100MbpsのNXG 50が30万円、同時セッション数15万、スループット190MbpsのNXG 100が100万円、同時セッション数30万、スループット200MbpsのNXG 200が180万円、同時セッション数150万、スループット2GbpsのNXG 2000が1500万円。

 NXGシリーズの開発元である韓国セキュアイドットコムCEOのキム・ジョンソン氏は、「サムソンのグループ企業であるセキュアイドットコムは、韓国のファイアウォール市場でシェア1位の企業。2004年より東京事務所を開設し、市場調査を続けてきたが、実績は微々たるものだった。自社だけで開拓するのは困難と判断し、今回GFと総販売代理店契約を締結した」と、締結にいたる経緯を説明、日本市場に本格的に参入するとした。

 GF代表取締役社長の仲吉昭治氏は、「これまでPCをホストとしたテレマーケティングを展開してきたが、今回の総販売代理店契約締結により、第2の柱としてセキュリティ関連事業に取り組むことにした。当面は販売代理店獲得が中心になるだろうが、テレマーケティングシステムの販売ターゲットでもある中堅・中小企業をターゲットに販売を行っていく」と、新規事業として積極的に取り組む姿勢を示した。

 同社では、中堅・中小企業を対象に、初年度1億8000万円、来期3億円の販売を目指すとしている。



URL
  株式会社ジー・エフ
  http://www.gf-net.co.jp/
  プレスリリース(PDF)
  http://www.gf-net.co.jp/release/060731_teikei.pdf
  製品情報
  http://www.gfblog.jp/nxg.html


( 福浦 一広 )
2006/07/31 18:29

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