F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は8月28日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)製品「TrafficShield」の名称を、「BIG-IP Application Security Manager」に変更したと発表した。変更は8月25日付け。WAF機能をロードバランサー「BIG-IP」に付加するモジュール「BIG-IP Application Security Module」も、同様の名前に変更されている。
TrafficShieldとBIG-IP Application Security Moduleは、Webアプリケーションを通常のファイアウォールでは防げない攻撃から保護するWAF製品。TrafficShieldはもともと、イスラエルのMagniFire WebSystemsが提供していた製品で、米F5 Networksによる同社買収に伴い、F5ジャパンの製品ラインアップに追加されていた。
すでに両WAF製品はBIG-IPが利用している独自OS「TMOS」に統合されており、BIG-IPを中核とするWebアプリケーションデリバリ構想の中に組み込まれている状況。今回は両製品の名称をBIG-IP Application Security Managerとすることで、BIG-IPを中心としたプラットフォーム戦略を推進する意図を、より明確にしたものといえる。
なおF5 NetworksとF5ジャパンでは、残るWAN最適化製品「WANJet」とSSL-VPN製品「FirePass」もTMOS上への移植を進めており、2007年までに統合を完了する予定だとしている。
■ URL
F5ネットワークスジャパン株式会社
http://www.f5networks.co.jp/
プレスリリース
http://www.f5networks.co.jp/news/press/release/060828.html
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( 石井 一志 )
2006/08/28 18:22
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