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ネットアップ、ストレージシステムをベースにした内部統制ソリューションを提供へ |
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内部統制におけるデータ管理の重要性について説明会を開催
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まず阿部氏は、「内部統制において最も重要なファクターはデータである」と指摘。「データが最も重要であるとすれば、必然的にどのようにデータ管理基盤を構築し、どうやって運用していくかを考える必要が出てくる。しかし、現状ではデータ管理やストレージシステムと内部統制の問題はあまり結びつけて考えられていない。これにはさまざまな異論もあるかと思うが、あえてデータの重要性を強く訴え、データ管理に対する意識を高めるきっかけにしたい」と述べた。 データ管理の重要性について阿部氏は、「日本版SOX法をはじめとしたさまざまな法規制に対応するため、今後企業では内部統制システムを再構築していくことになる。その際は、今まで捨てていた情報をすべて保存していかなければならなくなり、その情報は半年ごとに倍増していく。なかでも毎日やりとりされるメールの75％には知的財産が含まれており、それらの情報は必要に応じて出し入れできなければいけない」とし、内部統制におけるデータ管理の課題として、「法規制」、「リスクの低減」、「ビジネスニーズ」、「IT統制」の4点を挙げた。それぞれで多くの要件が求められているという。 さらに、「こうした重要な情報はすべてデータになってストレージに保管されることになる。いわばストレージはデータを守るゴールキーパーのようなもので、きちんと保管して持ち続けることを保証する必要がある」と指摘。内部統制におけるストレージシステムの役割として、「内部統制に貢献する統合データ管理基盤としてのストレージ」と「IT全般統制の統制対象としてのストレージ」の2点を挙げた。 阿部氏は、「内部統制システムのデータ管理基盤としてのストレージであるためには、この2つの役割を同時に実現できることが必須で、それぞれが内部統制システムに貢献できなくてはいけない。とくにIT全般統制では、シングルアーキテクチャモデルによるストレージシステムが有効で、これによりストレージ運用手順の大部分を共通化できるほか、プロセスの文書化の削減、監査証跡のためのログ体系・解析手法の統一化、アクセス制御ポリシーの統一化などを図ることができる」とし、同社製品で実現される内部統制におけるストレージシステムの事例を紹介した。
これを受け、日本での取り組みについて阿部氏は、「ストレージシステムについては当社のシステムをベースとするが、データの分類・移行やデータ検索に関しては、国内パートナーとの協業を推進していく」考えを示した。「日本はマルチバイト環境のため、日本語のデータ分類や検索については、国内パートナーの方が優れた技術を持っている。国内パートナーのアプリケーションを積極的に活用し、日本市場にあった統合ソリューションを提供していきたい」としている。 ■ ＵＲＬ 日本ネットワーク・アプライアンス株式会社 http://www-jp.netapp.com/ ニュースリリース（日本語抄訳） http://www-jp.netapp.com/news/press/news_rel_20060912
（ 唐沢 正和 ）
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