|
左より、ISA日本地域委員会代表の西川岳氏、米Microsoftコーポレートバイスプレジデント サーバー&ツールマーケティング担当のアンドリュー・リーズ氏、ISAプレジデントのロビン・ドラモンド氏、マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部プロダクトグループディレクターの五十嵐光喜氏
|
|
Japan Windows on Itaniumの活動内容
|
Itanium Solutions Alliance(以下、ISA)とマイクロソフト株式会社は10月19日、Windows Server搭載Itaniumシステムの市場拡大・活性化を目的に協業を強化すると発表した。今回の協業強化により、ISAの日本地域委員会の下部組織としてワーキンググループ「Japan Windows on Itanium(以下、JWI)」を共同で発足、活動を開始した。
JWIでは、1)ISVパートナー支援プログラム、2)次期サーバーOS「Windows Server "Longhorn"」早期導入プログラム、3)技術ナレッジ開発プログラム、の3つのプログラムを行う。
ISVパートナー支援プログラムでは、Itanium対応Windows Serverに特化した検証施設をマイクロソフト社内に開設し、パートナー各社に対して、対応アプリケーションのポーティングや動作検証、チューニングなどの支援活動を行う。そのほか、対応ソリューションのポータルサイトから、事例・技術情報なども提供する。
Windows Server "Longhorn"早期導入プログラムは、ミッションクリティカルシステムへの適用や技術の蓄積を行うことを目的として実施するもの。従来、マイクロソフトが行っている早期導入プログラムは広範囲に行われているが、今回の早期導入プログラムでは、「データベース」「カスタムLOB(Line Of Business)」「ISVアプリケーション」の3つにフォーカスして行う。
技術ナレッジ開発プログラムでは、ミッションクリティカルデータベースシステムで培われた技術やユーザー企業からのフィードバックなどを、Windows Server 2003およびSQL Server 2005の技術資料として公開する。技術資料以外にも、支援ツールの共同開発も検討しているとのこと。
ISAプレジデントのロビン・ドラモンド氏は、「ItaniumベースのWindowsアプリケーションは急速に伸びており、ISAとしてもMicrosoftとはライセンス提供や技術支援など世界規模で協力関係を結んでいる。今回のJWIにより、日本地域でも活動をより広げていきたい。また、日本での活動の成果は他の地域でも生かせるよう、定期的に情報交換を行っていく」と、日本での成果を他の地域でも反映させたいと述べた。
米Microsoftコーポレートバイスプレジデント サーバー&ツールマーケティング担当のアンドリュー・リーズ氏は、「WindowsとItaniumを組み合わせたシステムは、他のシステムと比べてもコストパフォーマンスが高いのが特徴。ISAが掲げる目標(2007年末までにRISC市場でのItaniumの割合を6割にする)を達成するためにも、Windowsベースのソリューションの拡大が必要。こうした活動のために、Itaniumソリューションをどのように作るか、また開発期間をどのように短縮できるかといった点でISVに対して、環境や情報を提供していく」と、Itaniumソリューションの拡大に協力すると述べた。
■ URL
Itanium Solutions Alliance
http://www.itaniumsolutionsalliance.org/japanese/home
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース(PDF)
http://www.itaniumsolutionsalliance.org/japanese/news/Press_Releases/MS_joint_1019_FINAL.pdf
( 福浦 一広 )
2006/10/19 15:15
|