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国内サーバー市場予測
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IDC Japan株式会社は11月1日、2006年上半期(1~6月)の出荷実績と市場動向に基づいた国内サーバー市場の最新予測を発表した。これによると、2006年の国内サーバー市場規模は6667億円となり、前年と比較して3.7%縮小する見込み。
2006年上半期の国内サーバー市場は、x86サーバーが高成長を維持し、市場を牽引しているものの、RISC&IA64サーバーは既存製品の更新需要が一巡したためにマイナス成長に転じている。
2006年全体では、前年比3.7%減の6667億円。このうち、x86サーバーは前年比4.0%増の成長を、RISC&IA64サーバーは2005年に大型案件が重なったことの反動もあり、前年比9.2%減と見込んでいる。総出荷台数は、3年連続の2けた成長となる前年比10.3%増の62万9000台と予測している。
また2010年の国内サーバー市場規模を6192億円、2005年から2010年の年間平均成長率はマイナス2.2%になると予測している。同社サーバーグループマネージャーの中村正弘氏は、「国内サーバー市場は、明らかにx86サーバー中心の市場構造に転換しつつある。2005年の国内サーバー市場におけるx86サーバーの占有率は38%だった。これが、2006年には40%を超え、2010年には50%に達するであろう」と説明している。
■ URL
IDC Japan株式会社
http://www.idcjapan.co.jp/
( 福浦 一広 )
2006/11/01 18:28
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