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シトリックス、新戦略にもとづきロードバランサーやセキュリティ製品を強化 |
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シトリックスでは、主力製品であるCitrix Presentation Serverによって、アプリケーションを仮想化して配信し、ユーザーの業務改善を支援している。同社ではこれをさらに一歩進めた形で、ユーザーにアプリケーションを確実に配信するための環境・インフラを整備・提供することを目指して活動を続けていくという。 同社は、このために必要となるアプリケーションデリバリ、アプリケーションセキュリティ、アプリケーションビジビリティ（可視化）の3要素に製品を分類。それぞれのジャンルで製品強化を図る。今回新版が提供される「NetScaler 7.0」はこのうち、アプリケーションデリバリに位置付けられるもの。近年ニーズの高いWebアプリケーションのデリバリにおいて、顧客の要望に応えるため、これまでの3倍にスケーラビリティを拡張した。また、アプリケーションポリシー管理のフレームワークであるAppExpertの機能強化、アプリケーション診断機能の向上による可用性の強化などが行われている。「NetScalerは、日本でも3けたの顧客に導入できる状態になっている。さらなる機能拡張によって、幅広いお客様に使いやすさと多機能を提供する」（大古俊輔社長）。 一方アプリケーションセキュリティでは、シングルサインオン製品「Citrix Password Manager 4.5」の機能を拡張。管理機能の向上やアプリケーションサポートの拡張が行われた。同時に、SSL-VPN製品「Citrix Access Gateway」において、従来オプションだったアクセス管理機能「Advanced Access Control」を本体に統合している。 また同日、シトリックスと日本アイ・ビー・エム株式会社（以下、日本IBM）との提携も発表された。日本IBMはこれまでもシトリックス製品の代理店として販売を行ってきたが、今後は、自社のx86サーバーやブレードサーバーと、シトリックスのアプリケーション仮想化製品を組み合わせたソリューションについて協業を強化する。 まず日本IBMは、シトリックス製品のx86サーバー対応のための事業横断的な体制を強化するほか、日本IBMの箱崎事業社内に、シトリックス製品の検証・デモ用の施設を設置する。同施設は同社の顧客、ビジネスパートナーに向けたもの。IBMのx86サーバーやブレードサーバーと、シトリックス製品を無償で利用できるという。 さらに日本IBMは、シトリックス製品の顧客サポート窓口を12月に開設する。同社経由でシトリックス製品を購入した顧客は、このサポート窓口を1年間利用できるほか、2年目以降の契約延長にも対応する。大古社長は、「グローバルではIBMと非常に親密なパートナーシップを持っているが、国内でも協業を強化した。ユーザーから見て一番大きいのは、シトリックス製品のサポートを日本IBMが提供すること。エンタープライズレベルで使うユーザーも、より安心して使えるようになるだろう」と述べた。 ■ ＵＲＬ シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 http://www.citrix.co.jp/ ニュースリリース http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20061109_1.html http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20061109_2.html http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20061109_3.html http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20061109_4.html ■ 関連記事 ・ 「アプリケーションデリバリの堅固なインフラを提供する」－米CitrixテンプルトンCEO（2006/11/09）
（ 石井 一志 ）
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