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ノキアとチェック・ポイント、次世代UTMソリューションの共同戦略を強化 |
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セールス/マーケティング活動と顧客サポートを拡充へ
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まず、両社の共同ビジネス戦略の現状について、ノキアのエンタープライズ・ソリューションズ事業部、森本昌夫カントリージェネラルマネージャーは、「両社は8年にわたるパートナーシップを続けており、現在、年間600億円以上の売り上げを達成している。共同顧客数は2万2000社以上にのぼり、25万台以上のセキュリティアプライアンス製品が使用されている。特に、最近では複雑化するセキュリティ脅威への効果的な対策が求められており、顧客からUTMソリューションに対する注目度が非常に高まってきている。こうした顧客ニーズに対応するため、今後はUTM分野にフォーカスして共同ビジネス戦略を展開していく」と述べた。 各種セキュリティ機能が単一製品に集約されているUTMソリューションの導入によって、企業ではセキュリティ管理の複雑性を軽減できるとともに、設備投資の削減やリモート・サイトへの包括的なセキュリティ提供が可能となる。チェック・ポイントの杉山隆弘社長は、「両社が提供するのは、こうした従来のUTMソリューションを上回る先進のセキュリティ機能および管理機能を備えた次世代型のUTMソリューション。これにより、あらゆるセキュリティレイヤの要件に対応できる統一セキュリティ管理が可能となり、小規模から大規模のネットワークまでスケーラブルにも対応できるようになる」と、その強みを説明した。 両社の提供する次世代UTMソリューションの導入メリットとしては、IPv6やWAF（Webアプリケーションファイアウォール）機能などの先進機能を先行投入し、これらの機能をフレキシブルに追加できる点を挙げた。さらに、リプレース時もライセンスを継続使用できる点や、バージョンアップされた新機能を無償で追加できる点などから、長期的な投資メリットがあることも強調した。 今後の共同ビジネス戦略としては、「これまでメインだった中規模・大規模企業に加え、中小規模企業にもターゲットを広げ、今後大きく成長が期待されるUTM分野においてもリーダーシップポジションをとり続けていく」（ノキアの森本カントリージェネラルマネージャー）考えで、共同セールス/マーケティング活動と顧客サポート業務における協業を強化し、より効果的なセキュリティ対策の導入を支援していく方針。 共同セールス/マーケティング活動の具体的な施策は、1）主要顧客トップ100社へのハイタッチセールスによる共同営業活動の実施、2）顧客向け共同セミナーによる情報発信やラウンドテーブルを通じた顧客ニーズの把握、製品開発への反映、3）ノキアのハードとチェック・ポイントのソフトを統合したアプライアンスとしてのマーケティングプロモーションの強化、4）両社による販売促進キャンペーンの実施、の4つ。 特に販売促進キャンペーンでは、チェック・ポイントのUTMソフト「VPN-1 UTM」への乗り換えキャンペーンとして、11月20日から2007年3月末日まで、競合他社製品からVPN-1 UTM＋Nokia IPシリーズに乗り換えた場合、両社共同による特別価格で提供する。これにより、VPN-1 UTM（5Site＆Unlimited Users）のキャンペーン価格は、通常価格から35％引きの166万4000円となる。Nokia IPシリーズについては、モデルにより個別に対応する。このほか、既存ユーザー向け特別優遇プログラムとして、既存ユーザーがプラットフォームをアップグレードする場合にも特別価格で提供していく。 顧客サポート業務の連携としては、ノキアでは新たに「Nokia Access」を設置し、代理店を通じて販売した後、ノキアが直接サポートするサービスを有償で提供する。さらに、2007年度をめどに、ミッションクリティカル向けのサポートサービス「テクニカル・アカウント・マネージメント・サービス」を新設する予定。このサービスでは、トップクラスの技術力をもつテクニカルマネージャーをアサインし、特定顧客向けの特別サポートを提供していく。 一方、チェック・ポイントでは、2007年初頭からインターネット上でさまさまなセキュリティクリニック機能を提供する「セキュリティ・クリニック」を新設するとともに、日本向けテクニカルサポートセンター（TAC）も新たに設立し、スムーズなサポートコミュニケーションの実現による、顧客のサポート満足度向上を図る。 ■ ＵＲＬ ノキア・ジャパン株式会社 http://www.nokia.co.jp/ チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社 http://www.checkpoint.co.jp/
（ 唐沢 正和 ）
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