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ポリコム、ビデオ会議システムの接続検証センターを開設－世界で3番目の検証拠点に |
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同社では、3つのセンターを連携させることで、主にビデオ会議システムの新製品レビュー、相互運用性のテスト、実機を用いた拡張性のテスト、比較テストなどを実施。これによって、ポリコム製品の操作性を改善するとともに、他社製システムとのシームレスな統合環境などを検証する。また、日本独自の機能として、ユーザー企業の要望に応じて、導入前の各種ビデオ会議システムの運用検証や障害対策などにも対応していく。 奥田智巳社長は、今回の接続検証センター開設の背景について、「これまでビデオ会議システムの運用規模は数十台規模が中心だったが、ここ数年で数百台、数千台規模にまで拡大している。また、運用環境については、MCUやゲートウェイを含め他社の製品やソリューションとの組み合わせが必要になるなど複雑化してきている。さらに、その位置づけも、専用ルームで使われていた特別なツールから、電話やFAXと同じような日常業務に欠かせない重要なツールになってきた」と述べている。 そして、「これにともない、メーカーに対して、確実につながるソリューションの提案やトラブル発生時の迅速な対応、日本特有のニーズを製品開発に生かす体制整備が強く求められるようになってきた。ユーザー企業からのこうした要求やマーケットの変化に対応していくためには、販売組織だけではなく、日本にも接続検証センターが必要だと判断した」としている。 具体的な接続検証センターの機能としては、1）接続性検証、2）拡張性検証、3）導入支援、4）障害対策、の4つを備えている。接続性検証では、自社製品の接続互換性、他社製品の接続互換性を検証。また、リリース前の接続性、電源環境、インフラ環境などソフトウェア検証を行う。拡張性検証では、大規模運用やMCU多地点運用の検証を行う。 導入支援と障害対策は日本ローカルの機能となり、導入支援では、コンサルティングや事前運用の検証、代理店コンサルティング支援を行う。障害対策では、ユーザーの環境を再現しての障害検証、代理店・ユーザーの立ち会い検証に対応する。 今回の接続検証センター開設によって、「ユーザー企業に対して製品リリース時のより確実な接続性や、動作確認がとれたソリューション提案が可能になるとともに、障害が起こった際もその原因をいち早く特定し、すばやい問題解決が実現できる。さらに、顧客ニーズを吸い上げ、迅速に製品部へのフィードバックが行えるようになる」（奥田社長）という。
スケーラビリティゾーンには、VSX 8000、VSX 7000e、VSX 7000s、VSX 6000、VSX 5000、VSX 3000、V500など同社の主力ビデオ会議システムから、ピクチャーテル時代の旧モデルまで80台の端末を常備しており、各種検証用に利用することができる。また、フル構成の多地点接続装置も設置されている。 接続検証センターのセンター長を務めるコーポレートクオリティ インタロップサービス、是枝日登志ラボマネージャーは、「検証を行うに当たって、ユーザーの利用環境を再現できるよう、スケーラビリティゾーンには最新モデルから旧モデルまで幅広い製品をそろえている。現在は80台を用意しているが、将来的には新製品を追加するなど400台まで常設製品を拡充し、より複雑なユーザー環境にも対応できるようにしていきたい」としている。
■ ＵＲＬ ポリコムジャパン株式会社 http://www.polycom.co.jp/ ニュースリリース http://www.polycom.co.jp/news/release/2006/1128.html
（ 唐沢 正和 ）
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