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プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャーの朝倉英夫氏
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パフォーマンス問題発生時の対応比較
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株式会社シマンテックは12月15日、アプリケーションパフォーマンス管理(以下、APM)に関する記者向け勉強会を開催。APMに関する現状と問題点を交えながら、同社のAPM製品群である「Symantec i³」を紹介した。
Symantec i³は、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベース(DB)、ストレージなどをパフォーマンスの視点から監視、分析、調整を行う製品群。パフォーマンスが低下した場合、その原因特定から対策方法の助言まで幅広い対応が可能。また、パフォーマンス状況を常時監視し記録するため、障害発生から即座に原因分析に入れるのもメリット。通常の対応のように、障害発生から異常に気が付くまでのタイムラグや、障害再現テストなどの時間を省くことができる。
株式会社シマンテック、プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャーの朝倉英夫氏は、「ITテクノロジーが複雑化し、より一層サービスの品質やスピードが求められる昨今では、障害に対して、これまでのように技術者のスキルや勘を頼りに事後対応していたのでは到底間に合わない。Symantec i³は能動的に監視を行い、管理、最適化までトータルに対応するので、こうした課題に非常に有効なソリューションだ」とした。
Symantec i³は、複数のテクノロジー層の横断的なビューを可能にする「Insight」、パフォーマンス問題のある層にドリルダウンすることで具体的な原因を特定するための「Indepth」、パフォーマンスを常時監視し、問題発生時にアラートを挙げる「Inform」の主に3つのコンポーネントから構成される。
Indepthによって、パフォーマンス問題の原因が、例えばDB層にあるということだけでなく、具体的にどのSQL文が足かせとなっているかまで把握することができる。さらに専門的アドバイスを提供する「SmarTune」によって、具体的な対処方法とそれを施したことで生じる影響の有無などまで把握が可能。
また、Insightにより複数層を横断して分析が可能なので、「例えば、アプリケーションとDBの間で問題が絡み合っているような場合にこそ、Symantec i³は効果を発揮する」(朝倉氏)とのこと。
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Insightデモ
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Indepthデモ
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SmarTuneデモ
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製品ラインアップは、ERP/CRMに関しては「i³ for PeopleSoft」「同Olacle Applications」「同Siebel」「同SAP」、データベースに関しては「同Oracle」「同SQL Server」「同Sybase」など、ミドルウェアに関しては「同.Net」「同Web」「同J2EE」などがある。これまで単体で販売していたIndepthなどの製品をニーズに合わせてパッケージ化したのが、今回のSymantec i³となる。今後はパッケージ販売と単体販売の両方に対応していくとした。
■ URL
株式会社シマンテック
http://www.symantec.co.jp/
( 川島 弘之 )
2006/12/15 17:42
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