日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)と住商情報システム株式会社(以下、SCS)は2月28日、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)分野で提携を強化すると発表した。コンサルティング、マーケティング、販売、技術検証、運用・保守といったすべてにわたって協調ビジネスモデルを開始する。また同時に、「HPC共同検証センター(仮称)」の設置も発表された。
今回の協調ビジネスモデルでは、HPCのトータルソリューションを、ユーザーへワンストップで提供することが狙い。日本HPが各種HPCアプリケーションツール、ハードウェアとOSを提供し、SCSがHPC分野での経験をもとに、システムインテグレーション作業などを行っていく。
具体的には、広告、イベント、マーケティング活動を共同で行い、市場開拓に尽力するほか、コンサルティング、営業、提案活動といった業務でも協力する。また、提案・構築にあたっては両社のエンジニアによる構築支援を実施。運用・保守の段階では、両社からサービス、サポートを提供する。
なおHPC共同検証センターは、東京都中央区にあるSCS内に日本HPが設立する。ここでは、検証のフェイズを担当。機能検証、ベンチマーク作業、サイジングなどを実施する予定。また、アプリケーションベンダに対しても施設を開放していくとのことである。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
住商情報システム株式会社
http://www.scs.co.jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/fy07-058.html
( 石井 一志 )
2007/02/28 17:59
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