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共同で提供するソリューションの概要
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ネットアップのマーケティング本部 プロダクトマーケティング担当マネージャ、阿部恵史氏
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株式会社シマンテックと日本ネットワーク・アプライアンス株式会社(ネットアップ)は3月9日、メールアーカイブソリューションに関する両社の取り組みを説明するプレス向けセミナーを開催した。
シマンテックとネットアップでは、米本社レベルで緊密な協業を行っているが、その1つにメールアーカイブの分野があるという。この分野では、シマンテックのアーカイブソフト「Enterprise Vault」によるシステム構築時に、ネットアップのファイラー製品をストレージとして利用するソリューションを展開している。
Enterprise Vaultは、メールデータやファイルサーバーに格納されたデータを、アーカイブするためのソフトウェア製品。ポリシーに従って、データを高価な一次ストレージから安価な二次ストレージへ移すことで、ストレージを効率的に利用できるという。アーカイブされたデータにはインデックスが付加され、検索性を保たれた形で格納されるため、データの再利用も問題なく行える。また検索性を高めるオプションソフト「Discovery Accelerator」を用いれば、複数の条件を組み合わせた、さらに高度な検索も可能だ。
この製品は利用するストレージを特に選ばないが、ネットアップの主力製品であるNAS/SAN対応ストレージ、「NetApp FASシリーズ」との連携によりさらなる効果を得られるという。ネットアップのマーケティング本部 プロダクトマーケティング担当マネージャ、阿部恵史氏は、性能や、ダブルパリティのRAID-DP(RAID 6)による信頼性をアピールしたほか、FASシリーズでは同一筐体内でプライマリ、ニアラインのストレージを運用できる点がメリットになるとした。また、コンプライアンスオプションの「SnapLock」によって、ストレージを手軽にWORM(Write Once Read Many)デバイス化できる点も、アーカイブ先としての必要要件を満たしているという。
両社では今後、こうしたメリットを訴求し、共同マーケティング活動などを行うことによって、国内でも積極的にアーカイブソリューションを推進していきたい考えである。
■ URL
株式会社シマンテック
http://www.symantec.co.jp/
日本ネットワーク・アプライアンス株式会社
http://www-jp.netapp.com/
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( 石井 一志 )
2007/03/12 10:58
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