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システムエグゼがパッケージ販売専門子会社を設立-「DB分野のオンリーワン企業を目指す」


システムエグゼ、代表取締役社長兼エグゼソリューションズ取締役の佐藤勝康氏

エグゼソリューションズ、代表取締役社長に就任する高橋立広氏

エグゼソリューションズのプロフィール
 情報システムのコンサルティング、設計、開発、保守を行う株式会社システムエグゼは3月29日、パッケージソフトウェア商品を中心とするソリューション販売子会社として、株式会社エグゼソリューションズを設立すると発表した。システムエグゼの連結対象グループ企業として、4月3日から業務を開始する。

 新会社にはシステムエグゼのほか、パートナー企業である株式会社アクアシステムズなどが出資。代表取締役社長には、システムエグゼにおいてソリューション営業部門を統括してきた高橋立広氏が就任。システムエグゼの佐藤勝弘社長が取締役を兼任する。

 佐藤氏は「2003年よりデータベース(DB)、セキュリティ関連のオリジナル製品の開発に着手してきたが、販売実績を積み上げる中で、当社の製品の認知度も高まってきた。今後さらに技術力に磨きをかけていくためには、2004年に設立していたソフトウェア販売部門をソリューション専門会社として切り離し、システムエグゼ自体はより開発に専念する体制が望ましいと考えた」と話す。

 1998年の設立以来、9期連続の堅実な成長を遂げてきたシステムエグゼ。「2000年12月時点で3億円だった売り上げを、2006年には20億円まで積み上げることができた」(佐藤氏)。

 その原動力となったのが、DB関連のシステムインテグレーション事業。同社では、この分野に特化し、ターゲットも保険、生産管理、医療など特定分野にフォーカスしてきた。「そのことが結果として、この分野ではどこにも負けないという他社との差別化につながったと考えている」(佐藤氏)。

 新会社でも、この強みは生かしていく。企業のITガバナンス、コンプライアンスへの対応ニーズが高まる中で、DBとセキュリティに特化し、パッケージ製品の販売・サポートを行う。自社製品のDB監査ツール「SSDB監査」や、アクアシステムズのOracle専用監査ツール「Audit Master」などの既存製品ラインに加えて、特長があり競争力の高い新しい製品を開拓していくという。また、パートナーとの製品企画も積極的に行っていく方針だ。

 高橋氏は、「具体的なシステムインテグレーションの際には、システムエグゼの協力を受けながら、サービス提供していく。目標は製品、サービス、新市場を創出できる会社になること」と意気込みを見せた。

 エグゼソリューションズが2007年度に目指す売り上げ目標は2億円。さらに、向こう数年間で10億円規模の売り上げを目指すという。システムエグゼとしては、2009年までに43億円の売り上げを見込んでいるとのこと。



URL
  株式会社システムエグゼ
  http://www.system-exe.co.jp/
  株式会社エグゼソリューションズ
  http://www.exe-sol.com/
  プレスリリース(PDF)
  http://www.system-exe.co.jp/products/press02.pdf


( 川島 弘之 )
2007/03/29 15:44

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