三井情報株式会社とマイクロソフト株式会社は4月12日、内部統制や仮想化、統合コミュニケーションなど企業を総合的に支援するソリューションの分野で協業すると発表した。マイクロソフトの次期Windowsサーバー「Longhorn」や仮想化技術など先進のテクノロジーをベースに、企業の内部統制や組織効率化を支援。具体的な施策として、「テクノロジーセンター」「内部統制駆け込み寺」などを共同設置する方針も示した。
本協業で両社は、1)内部統制・ITガバナンス市場、2)仮想化市場、3)統合コミュニケーション市場へ注力するという。
1)の内部統制・ITガバナンス市場に対しては、ITによるセキュアなシステムインフラの構築と、内部統制プロジェクトにおける文書化作業を支援するコラボレーション環境の構築、ならびにIT統制のソリューションテンプレートを提供。
2)の仮想化市場に対しては、Longhornや「Windows Virtual Server」「Microsoft SoftGrid」などの最新仮想化技術によりアプローチをかける。
3)の統合コミュニケーション市場に対しては、企業内のコミュニケーションインフラとプレゼンスベースの情報共有を実現する統合通信プラットフォームと、「Microsoft Dynamics CRM」「Live Communication Server」などをシームレスに統合した「エンタープライズセンターソリューション」を提供する。
これら3分野における具体的なマーケティング・プロモーション活動として、三井情報内に共同で「テクノロジーセンター」を設置。「Microsoft Certificated Professional」資格の取得を支援する教育プログラムを共同実施するほか、LonghornやVirtual Server、SoftGridを始めとするマイクロソフトの先進テクノロジーを活用したソリューションの実現に向けて、研究・開発などを行っていく。
併せて「内部統制駆け込み寺」も設置。内部統制におけるノウハウ提供を行う相談窓口の開設や、顧客企業の適用度をチェックするためのアセスメントスキームとビジネスコンサルテーションの実施、IT統制支援、文書化3点セットの提供など、内部統制を迅速に推進するためのソリューションを提供していくとのこと。
■ URL
三井情報株式会社
http://www.mki.co.jp/
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
ニュースリリース
http://www.mki.co.jp/corp_news/corp_news_2007/070412_01.html
( 川島 弘之 )
2007/04/12 12:46
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