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SSJ、「SuperStream」強化のための新事業方針「Great Evolution」を発表 |
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今回打ち出されたGreat Evolutionでは、1）コミュニケーションの進化、2）ブランドの進化、3）グローバルへの進化、という3つを基本方針とする。 1）に関しては、「顧客のニーズを的確に拾い出すことが重要」（代表取締役社長の竹内伸氏）として、ニーズのキャッチアップにより一層力を入れていくという。そのために「これまでユーザーの声はパートナー経由で聞いていた」（同氏）点をあらためて、「SSJが直接ユーザーにコンタクトする機会を増やしていく」（同氏）。SSJが直接ユーザーの生の声を収集することで、製品の品質や認知度を向上していく考えだ。 そのためにSSJでは新たに製品・サービス企画におけるR＆Dとプロダクトマーケティング活動を集約した商品企画部を新設。商品企画プロセスを強化することで、市場に対するスピードやクオリティを高めていく。 同時にパートナーの支援も強化。パートナーごとに戦略を立案・実施しながら、これまでアプローチできていない規模・業種の市場を共同で開拓していく。そのためにサービス範囲を拡大するとともに、パートナーが取り扱いやすいよう製品の価格設定を見直すという。「これまでSuperStreamシリーズではオールインワンの価格体系しかなかった。これでは当然、価格の規模は大きくなる。ユーザーからしてもすべての製品を利用する必要がないケースも多かったので、ある程度利用シーンを想定して必要な機能だけをパッケージした体系を用意した」（竹内氏）。
こうした商品・ブランド戦略を新設された商品企画部が担当する。取締役 執行役員 商品企画部長の長谷川孝至氏は、「ブランド力向上のためには、プロダクト、価格、流通、コミュニケーションの4つが重要。その中でも特にコミュニケーションを重視して進化していくつもり」とした上で、1）のような施策を積極的に行っていく意向を見せた。 あわせて、これまでの「バックオフィスブランド」という製品コンセプトを「マネジメントシステムエンジン」というコンセプトへ変革していくと長谷川氏は説明。「財務マネジメントと人材マネジメントの2つを中核としてとらえ、マーケティングマネジメント、オペレーションマネジメント、戦略マネジメントを加えた5つの要素がPDCAとして回っていく仕組みを作っていく」（同氏）。そのために、これまで新製品が出るたびに機能追加していくようにラインアップを拡充してきたSuperStreamシリーズを、「Business-Oriented」という考えの下に、一貫した整合性を目指して再構成するとのこと。 3）に関しては、「これからは連結経営が重要になる。海外に進出する企業にとってはグループ全体でのERP管理が求められる」と説明。その上で、「製品の多言語・多通貨・海外会計ルールへの対応を進め、単なる会計ツールではなくて、経営戦略を支えるツールへと進化させる」（長谷川氏）とのこと。 発表会では、こうした事業方針の下で、今後予定されている製品ロードマップが簡単に説明された。2007年度第2四半期には、「SuperStream 20070731版」と日本版SOX対策用テンプレート「QPR J-SOX」などを予定。第3四半期には、「SuperStream-connect（仮）」を投入する。これは、SuperStreamと外部システム間で双方向にデータ・マスタなどの変換を行い、両者の連携をクリアかつシンプルに行うための製品だ。 また2007年度第4四半期には、固定資産業務に対応した「SuperStream AssetManagement（仮）」の発売を予定する。日本版SOX法の陰に隠れている感があるが、企業が対応しなければならない制度改正はほかにもある。四半期決算（2008年4月から）、減価償却費の見直し（2007年4月から）、リース資産のオンバランス化（2008年4月から）などだ。AssetManagementはこうした新制度に対応するとともに、従来の会計管理視点に加えて現物管理視点も取り入れた製品とのこと。 これらの施策によってSSJでは、2007年度の新規導入ユーザー数として380社を見込む。 ■ ＵＲＬ エス・エス・ジェイ株式会社 http://www.ssjkk.co.jp/ ニュースリリース（PDF） http://www.ssjkk.co.jp/main/jisseki/20070419.pdf
（ 川島 弘之 ）
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