 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
「Vistaの出荷は期待以下も、将来的な見通しは明るい」－マイクロソフト |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
ジェイミソン本部長は現在の状況について「前年以上のPC出荷を期待してたが、その期待は下回っている」とするが、一方で今後の手応えについて「非常に強い自信がある」とも再三話す。そしてその理由としてはまず、「パートナーのチャンスになる」ことを挙げる。同本部長は、Windows Vistaの売り上げ100円あたりの他社売り上げが2022円になるというスライドを示し、「パートナーに対して大きなチャンスを与えられる。IDCによれば日本だけでも2兆円の経済効果がある」という点を強調。また、「Windowsとパートナーの製品が1つの製品として非常に成功しており、こうしたエコシステムがあるからこそ、中長期的な成功が期待できる」とした。 さらに主にコンシューマ市場における動向として、「プレミアムエディション（Vista Home Premium、Ultimate、Businessの総称）」が支持されていることも、今後の展望に期待が持てる理由の1つだという。現在、旧製品のWindows XPも含めた店頭シェアでは、プレミアムエディションが40％以上の比率を占めるほか、メーカー製品における搭載比率では70％以上の高水準となっている。また、パッケージ、DSP版でのWindows Vista販売数のうちプレミアムエディションは90％近い割合を占めている状況だ。ジェイミソン本部長はこうした市況を踏まえて、「長期的に見て、ユーザーがもっと多くのことをPCでやろうとしていることを示している。デジタルライフスタイルが受け入れられ、PCにもっと大きな波が来るだろう」と話した。 また最後の理由として、ジェイミソン本部長は「Windows Vistaの互換性はこれまででもっとも強力だといえる」と述べ、「互換性の高さ」を挙げた。日本市場で販売されているパートナー製品のうち、アプリケーションでは約2300製品、周辺機器では約5400製品が、3月末時点でVista対応を公表済み。この数字は、同時期のWindows XPの状況と比べても約50％も多いという。また企業では、ある顧客が利用している400のアプリケーションのうち、約200が一切修正することなく動作し、また約150が小さな修正で済んだとのことで、「アプリケーションの互換性も高い。顧客が期待した以上の状況であることが重要で、一切問題がない」と強気にコメントしている。
なおマイクロソフトでは、Windows Vistaの導入を支援するためのコンサルティングパートナー向けツール「Microsoft コンサルティングエクスプレス Windows Vista概要設計パッケージ」を提供開始することも発表した。現在10社のSIerがこのパッケージを取得し、認定コンサルタントを有しているという。 このパッケージは、SIerがWindows Vistaを企業内に展開するために必要となる設計項目を中心に、そのポイントと考慮点を理解できるようまとめられたドキュメント。マイクロソフトコンサルティングサービス（MCS）で培ったコンサルタントのノウハウをもとにしている。またMCSのコンサルタントが、SIerのエンジニアを認定コンサルタントとして育成する仕組みも提供される。 認定研修料金は、1名あたり50万円（税別）。「Active Director概要パッケージ」を保有するSIerが対象となる。 ■ ＵＲＬ マイクロソフト株式会社 http://www.microsoft.com/japan/ ニュースリリース http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3034
（ 石井 一志 ）
|
