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大塚商会、バーチャルオフィスをリニューアル |
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おしごと2.0を具現化する常設ショールーム
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同社では、昨年5月、バーチャルオフィスに関するコンセプトを発表。さまざまな機器やソリューションを複合展示し、それを体験できる場として、Otsuka Virtual Officeを開設したが、今回のリニューアルでは、同社が掲げる「おしごと2.0」のコンセプトを付加。「体験するとともに、効果をより実感してもらえる場へと進化させた」という。 同社では、「おしごと2.0は、IT活用によって、業務プロセスの見直しと、ソリューションの複合化により、従来のワークスタイル、ビジネスをバージョンアップさせ、企業の生産性を高める、あるいは強い企業への転換を図ることを狙うコンセプト。そして、これを実現する具体的なプラットフォームをバーチャルオフィスとする」（大塚商会マーケティング本部・後藤和彦執行役員）と定義づけている。
今回のOtsuka Virtual Officeのリニューアルでは、こうした展示を、常設展示に展開したものともいえる。 「業務の効率化という点にとどまらず、インフラベースのセキュリティや、アプリケーションにおけるセキュリティの構築、DRMやセキュリティポリシーといった領域もカバーしたソリューションとして紹介していく。これらは、大手企業を対象にしたものだと考えられがちだが、すでに中堅、中小企業のユーザーにも導入が始まっている」（同社）としており、同社が多くの顧客を持つ中堅・中小企業にも幅広く展開していく姿勢を示している。 Otsuka Virtual Officeでは、WindowsサーバーやLinuxサーバー、各種PCおよびシンクライアント、SANストレージ、スマートフォン、デジタル複合機などのほか、グループウェア、ワークフロー、文書管理、ERP、ログ監視などの各種アプリケーションを実際に利用できるようにした。
一方、大塚商会は、自らが「おしごと2.0」の実践に取り組んでいるとして、今年2月から、営業部門を対象に、営業プロセスの見直しによる業務の効率化、およびスマートフォンを活用した業務の効率化に着手していることを公表。営業プロセスの見直しでは、業務における共通プロセスの抽出、業務の集約化といったステップを踏んだ上で、IT活用による業務の標準化／効率化を達成。SPRと呼ばれる同社基幹システムによる営業プロセスの支援および見直しを実現した。また、スマートフォンの採用と、セキュアなアクセス環境によって、デスクトップ環境と同じ操作環境を持ち歩けるようにした。スマートフォンの採用によって、業務効率の改善とともに、新たに操作方法を習得せずに済むといったメリットを達成しているという。これにより、同社では、早期帰宅と営業効率の向上を実現したと、その効果を強調した。 同社の片倉一幸取締役兼上席常務執行役員は、「自らの実践体験をもとに、お客様目線で提供するのが当社の特徴。おしごと2.0、そして、バーチャルオフィスも自らの体験をもとに、提供していく」とした。 ■ ＵＲＬ 株式会社大塚商会 http://www.otsuka-shokai.co.jp/
（ 大河原 克行 ）
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