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日立電線とPFUが検疫ネットワークでの協業を強化


マルチサプリカントに対応した製品の1つ、Apresia 4348GT
 日立電線株式会社と株式会社PFUは6月5日、検疫ネットワーク分野での協業を強化すると発表した。これに伴い、日立電線の認証スイッチ「Apresiaシリーズ」が、PFUの検疫ネットワークソフト「iNetSec Inspection Center」を用いる、IEEE 802.1X認証方式でのマルチサプリカントに対応している。

 今回マルチサプリカントに対応したのは、Apresiaシリーズのうち、Apresia 13000/4300の両シリーズ。マルチサプリカントとは、認証スイッチの1つのポートに複数のPC端末を接続すること。日本のネットワークでは、小規模なスイッチやHUBを部署ごとにいわゆる“島HUB”として用いる文化があるが、これまでの一般的なマルチサプリカントの検疫ソリューションでは、島HUBなど中間に設置されるスイッチがEAP透過機能を備えていないと利用できなかった。

 しかし今回、両シリーズを認証スイッチとして用い、PCのサプリカントソフトとしてiNetSecの専用サプリカントを利用すると、中間にあるスイッチがEAP非透過型であっても検疫ソリューションを利用できるようになった。この結果、すでに設置されているスイッチが何であれ、その配下にあるPCも検疫ネットワークに参加させられるようになるため、調査やインテグレーションにかかる手間・コストの削減が可能になっている。



URL
  日立電線株式会社
  http://www.hitachi-cable.co.jp/
  株式会社PFU
  http://www.pfu.fujitsu.com/
  ニュースリリース
  http://www.apresia.jp/news/20070605.html


( 石井 一志 )
2007/06/05 13:29

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