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同社のIPコミュニケーションポートフォリオ
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Visual Nexusの概要
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沖電気工業株式会社(以下、OKI)は6月5日、ビデオ会議システム事業に関する説明会を開催。6月1日付で設立したビジュアルネクサスカンパニーおよび取り扱い製品に関する説明が行われた。
ビジュアルネクサスカンパニーは、TCBテクノロジーズ株式会社のソフトウェア型ビデオ会議システム「Visual Nexus」事業を譲り受けて設立したカンパニー。同カンパニーの位置づけについて、OKI情報通信グループ IPシステムカンパニー プレジデントの坪井正志氏は、「ビデオ会議は、Com@WILLでテレビ電話は実現していたが、最大4拠点との通話にしか対応していなかった。今回のVisual Nexusにより、IPコミュニケーションのポートフォリオが完成した」と、同カンパニーによりこれまで十分でなかったビデオ会議システムを補うことになると説明した。
新たに同社の製品となったVisual Nexusは、ソフトウェアベースのビデオ会議システム。ビデオ会議の国際標準規格のH.323とIP電話の国際標準規格のSIPに準拠しており、既存のビデオ会議端末やIP電話システムと相互接続できるのが特長。ピアツーピアでのミーティングから100拠点以上とのミーティングをサポート。また、企業内だけでなく自宅や出張先など社外のネットワークとの接続にも対応している。そのほか、PC上のドキュメントを共有する機能も用意しているので、効果的な情報伝達や共同作業なども容易に行えるとのこと。
情報通信グループ IPシステムカンパニー ビジュアルネクサスカンパニー プレジデントの鈴木敦久氏は、「ソフトウェアベースであることから、既存ハードウェアを有効に活用することができる。また、IPテレフォニーサーバーとの連携も可能であり、すでにCom@WILLとの連携に対応している」と紹介。説明会では、虎ノ門の会議室と、品川、大阪の3拠点を結んだデモンストレーションを実施。384Kbpsのビットレートで高品質の動画・音声を実現している点などをアピールした。
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ビデオ会議が開催可能かどうかは、プレゼンス情報で確認可能
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ビデオ会議の様子。現在話をしている人をメイン画面に表示することが可能
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資料を共有しながらの会議にも対応している
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Visual Nexusのアプライアンス
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今後、Visual Nexusをアプライアンスとして販売する予定。価格は、同時5ユーザーで利用する場合で250万円程度になる予定。「各製品と連携した売り方も考えられるが、単体でも完成した製品であるため、まずはビデオ会議システムとして展開する。3年後には10億円を超える売上を目指す」(坪井氏)とした。
■ URL
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/
プレスリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2007/05/z07025.html
製品情報
http://www.visualnexus.com/jp/
( 福浦 一広 )
2007/06/05 15:44
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