富士通株式会社とSAPジャパン株式会社は6月7日、エンタープライズSOA(サービス指向アーキテクチャ)分野で協業を強化すると発表した。両社では、富士通ソリューションスクエア内に「エンタープライズSOAインテグレーションセンター」を設置するほか、エンタープライズSOAの試行・検証ができる「SAP Discovery System」の提供を通じて、顧客のSAPソリューション導入を共同で支援するとしている。
この協業では、富士通とSAPジャパンの技術者・コンサルタントによる専門チームを結成。エンタープライズSOAインテグレーションセンターで、エンタープライズSOAをベースとしたSAPソリューションの導入について、両社一体となり企画、提案、サポート活動などを行う。また、両社の持つリソースから最適なソリューションをあわせて提供することで、システム構築でのシナジー効果も発揮できるという。
一方のSAP Discovery Systemは、富士通のPCサーバー「PRIMERGY TX200」に、SAPジャパンの統合アプリケーションプラットフォーム「SAP NetWeaver」と統合基幹システム「SAP ERP」をプリセットアップしたもの。利用シーンに合わせた体験シナリオを10数種類用意しており、ユーザーはSAPソリューションを本格的に導入する前に、SAPのエンタープライズSOAを手軽に体験し、評価できるとしている。価格は150万円から。
■ URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
SAPジャパン株式会社
http://www.sap.com/japan/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2007/06/7.html
( 石井 一志 )
2007/06/07 15:35
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