SAPジャパン株式会社、アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス株式会社(以下、IBCS)、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)の3社は7月4日、SAP関連ビジネスにおける協業を強化すると発表した。
まずIBCSでは、SAP製品を中核として経営戦略の策定からシステムの導入・運用管理までを包括的に支援するバリュー・デリバリー・センター(VDC)内に、SAPプロジェクト提案を専門に行う営業チームをコンサルタント約20名の規模で組織化した。専門営業としてコンサルタントがプリセールス活動に参加することにより、顧客の要望・課題をより的確にとらえ、迅速な提案を実現できるようになるという。
また3社では、SOAをはじめとする多様な最新技術の適用検証、デモを行う「イノベーション・ラボ(仮称)」を立ち上げる。この施設を利用すると、顧客は自社の課題や環境に応じて各種の最新技術を体感できるほか、システム導入の際の事前環境を行えるという。また3社が共同で提供するサービス「イノベーション・ラボ for エンタープライズSOA」では、SAP NetWeaverを活用したエンタープライズSOAを推進する共同チームを立ち上げ、エンタープライズSOAの検証、テスト、デモを行うとのこと。
さらにSAPジャパンと日本IBMでは、両社のパートナー向けのビジネスを強化するために、SAPシステム環境分析ツール「IBM Insight for SAP ERP」の国内展開を開始。さらに、特に中堅中小企業向けのSAPビジネスを加速させる目的で、ビジネスパートナー向けに、SAP ERPおよびDB2のワークショップ開催、SAP DB2ヘルプデスクの設置といった支援策を提供する。
■ URL
SAPジャパン株式会社
http://www.sap.com/jp/
アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス株式会社
http://www-06.ibm.com/services/bcs/jp/
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/20070704001.html
( 石井 一志 )
2007/07/04 11:40
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