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日本HP、「HP ProLient」ラックマウント型サーバー戦略の強化施策 |
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価格改定やサポート強化、ラック割キャンペーンなど
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「HP ProLiant DLシリーズ」は、x86サーバー「HP ProLiant」のラックマウント型に位置づけられる製品シリーズ。今回同社は、このラックマウント型サーバーにおける販売戦略を強化すべく、大きく3つの施策を打ち出した。 1つ目の施策は、価格改定と新製品投入によるポートフォリオの強化。価格改定としては、ProLiant DLシリーズの中でもローエンドに位置づけられる「HP ProLiant DL320」「同 DL145」「同 DL140」を最大33％値下げする。改訂後の価格はそれぞれ、8万9250円から（改定率33％）、12万9150円から（同28％）、16万9050円から（同13％）。 エンタープライズ・ストレージ・サーバ統括本部 インダストリー・スタンダード・サーバ製品本部 プロダクトマーケティング本部長の正田三四郎氏は、「ラックマウント型サーバーへのニーズは、とにかく導入コストを抑えたいというものと、運用コストも含めたトータルコストを削減したいというものに2極化されている。この価格改定は、導入コストを抑えたいというニーズに向けた施策だ」と説明した。 新製品としては、Xeonを2個搭載した2Uラックマウント型サーバー「HP ProLiant DL180」を投入。SAS/SATA HDDを最大8基まで搭載可能で、「メール・ファイルサーバーなどの汎用的な用途のほか、大容量データを扱う動画配信サーバーとしても最適」（正田氏）とのこと。価格や具体的時期は未定だが、2007年夏中には投入する予定だ。
また単にパッケージ化して価格を抑えるだけではなく、同ソフト群における24時間年中無休の技術サポートや、HP ICEの導入に際してインストール支援から簡単な操作説明まで行う「HP ICE スタートアップサービス」を提供開始するなど、保守サービスも充実させた。「これらは、運用コストも含めたトータルコストを削減したいというニーズに応えるもの」（正田氏）になる。 最後の3つ目の施策は、期間限定「HP ProLiant ラック割キャンペーン」の提供。「1つ目と2つ目の施策を底上げして、ラックマウント型サーバーの需要を喚起するための施策だ」（正田氏）。同キャンペーンでは、HP ProLiant DLシリーズなどと同時購入の内蔵オプション、管理ソフト、ラック関連製品などのオプションを全品33％値引きする。対象となるサーバーは、HP ProLiant DLシリーズのほか、「HP ProLiant Storage Server DLシリーズ」、「HP ProLiant Data Protection Storage Server DLシリーズ」。7月12日から9月28日まで実施する。 これらの施策により、日本HPでは、ラックマウント型サーバーにおいて製品・価格・ポートフォリオあらゆる面で顧客のニーズに応え、さらなるシェア拡大をめざすとした。 ■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ HP ProLiant 「ラック割キャンペーン」 http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/campaign/rack_option.html ニュースリリース http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/fy07-131.html
（ 川島 弘之 ）
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