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「Linux上のOracleクラスタ環境を強化」、シマンテックがデータセンター向け新製品を説明 |
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Storage Foundationとはデータセンター管理に向けた総合ソリューションの名称で、その中に含まれるSFCFSRAC on Linuxは、Linux上に構築されたOracleのクラスタ環境において、システム全体の可用性を強化するソフト製品。8月10日から出荷が開始されている。 Oracleのクラスタ環境向けの製品としては、従来より「Storage Foundation for Oracle RAC（以下、SFRAC）」を提供されており、対応プラットフォームはSolaris、AIX、HP-UX、Linux。クラスタリングには、旧VERITASの「VxClusterServer（VCS）」が採用されていた。 今回のSFCFSRAC on Linuxでは、対応プラットフォームを、Red Hat、SUSEのほか、新たに追加対応したOracle Enterprise Linux（OEL）に限定。クラスタリングには、「Oracle Real Application Clusters（Oracle RAC）」に搭載された「Cluster Ready Service（CRS）」を利用し、シマンテックの「CVM（Cluster Volume Manager）」「CFS（Cluster File System）」「ODM（Oracle Disk Manager）」などの技術によって、Linux上に構築された日本オラクルのクラスタ環境における高い可用性、パフォーマンスを実現する。 プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングの朝倉英夫マネージャは、「Oracle RAC on Linux環境では、当社のStorage Foundasion製品はまだ実績が少ない。今回のSFCFSRAC on Linuxでは、日本オラクル×シマンテックの優位点を前面に押す出すことにより、市場の拡大が期待される」とコメント。その上で、日本オラクルのクラスタシステムを単体で導入する場合と比べて、「データセンター全体の統合管理性を向上させることが可能」と説明した。 なお、シマンテックと日本オラクルに関しては、2006年12月より共同で設計を行う技術契約を締結。2007年には、日本オラクルがSFCFSRAC on LinuxをOLEの対応製品として認定し、両社が相互サポートを行う旨の合意がなされていた。Linuxに限定したSFCFSRAC on Linuxが提供開始された背景には、これまでのこうした経緯がある。 ■ ＵＲＬ 株式会社シマンテック http://www.symantec.com/jp/ ■ 関連記事 ・ シマンテック、ストレージ関連ソフトのLinux対応領域を拡大（2005/08/09）
（ 川島 弘之 ）
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