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スカイプ、プレミアムサービス「Skype Pro」を説明

Skypeoutを利用してケータイから国際通話

General Manager、Japanの岩田真一氏

Skype Proパッケージ内容

Skype To Goについて
 スカイプ・テクノロジーズ(スカイプ)は8月24日、6月より開始した「Skype Pro」の説明会を開催。General Manager、Japanの岩田真一氏から、特に携帯電話や固定電話、PHSなどから市内通話料で国際通話が可能なサービス「Skype To Go」などが説明された。

 Skypeは、インターネットを利用したコミュニケーションツール。世界中のどこからでも無料で音声・ビデオによる通話やインスタントメッセージでのやり取りが可能で、ユーザーは全世界で2億2000万人(2007年6月末時点)を超えているという。

 Skype Proは、Skypeのプレミアムサービスという位置づけで、基本料300円/月のサブスクリプションモデルで提供されている。無料・有料の機能が用意されており、有料機能を利用する場合はいわゆる定額制ではなく、利用量に応じて課金される形式だ。具体的には、「Skypeクレジット」をあらかじめ購入しておくことで支払いを行う。

 Skype Proの特長は、これら有料機能がSkypeユーザーよりも割引で利用できるほか、特権機能が用意されている点。この特権機能のうち特徴的なのが、冒頭で述べたSkype To Goである。Skypeクライアントなしで、Skypeoutができるサービスで、携帯電話などから安価に国際通話を行うことができる。国外に住む知人の電話番号を登録すると、その番号に1:1に関連づけられたSkype To Go番号が発行される。日本では050から始まるIP電話番号となる同番号へ携帯電話やPHSなどからコールすると、Skypeoutの料金で相手に転送されるというものだ。

 そのほかSkype Proでは、Skypeinの料金が4500円の割引や、無料Skypeボイスメール、Skype通話中にダイナミックに転送する「着信転送」などのサービスが提供される。

 日本ではすでに570万人のSkypeユーザーがおり、そのおよそ30%ほどがビジネスユーザーであるという。だが日本では「まだ有償のサポートサービスを提供するほどの体制がないため、本格的なビジネス向けサービスはこれから」(岩田氏)とコメント。その上で、「先日のようなことが起きないよう信頼性の向上にも努める」(同氏)と8月16日に発生した障害についても言及した。



URL
  スカイプ・テクノロジーズ
  http://www.skype.com/intl/ja/


( 川島 弘之 )
2007/08/24 16:55

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