SAPジャパン株式会社とアビーム コンサルティング株式会社(以下、アビーム)は8月30日、エンタープライズSOA(サービス指向アーキテクチャ)の共同推進体制を強化すると発表した。グローバルに進出する日本企業に対して、エンタープライズSOAのコンセプトに立脚したコンサルティングサービスの提供、および情報システム構築の支援を推進する。
アビームはERPのコンサルティングサービスを推進するため、2007年4月に「SAP Cometence Center」という名称の検証施設を設立している。今回の協業では、同センター内に両者のメンバーから構成される「エンタープライズSOA推進室」という組織を9月1日より編成し、エンタープライズSOAを活用したアプリケーション構築の推進を図るという。同推進室にはアビームから15名、SAPジャパンから7名の人員が配置され、ノウハウの共有や技術サポート、人材の育成、および方法論の構築などを行う。
具体的には、エンタープライズSOAを体験するためのパッケージ「SAP Discovery System」をSAP Cometence Center内に導入し、さまざまな連携ソフトやCRMアプリケーションなど常時15システムが稼働する統合検証環境を整備。さらに、従来よりアビームが提唱するSOA方法論などを用いて、エンタープライズSOAを活用したいあらゆる業種に最適な導入プロジェクトの支援を行う。
また、2008年3月までに、アビームの約800名に及ぶSAP認定コンサルタントにエンタープライズSOAに関するナレッジを習得させ、人材育成の強化を図るとしている。
■ URL
SAPジャパン株式会社
http://www.sap.com/japan/
アビーム コンサルティング株式会社
http://www.abeam.com/jp/
プレスリリース
http://www30.sap.com/japan/company/press/press.epx?pressid=8192
( 川島 弘之 )
2007/08/31 17:41
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