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Asianuxにベトナム企業が正式参加-2007年中にもう1カ国追加も予定


 Asianuxコンソーシアムは9月5日(中国・北京発)、ベトナムのVietsoftwareがAsianuxコンソーシアムに正式参加したと発表した。日本のミラクル・リナックス、中国のRed Flag Software、韓国のHaansoftに続いて4番目のメンバーとなる。

 Asianuxは、日中韓の3社により推進されているアジア共通のLinuxブランド。3社の強みを融合させLinuxの一大勢力となるため、7月27日には、製品名を「Asianux」で完全統一。9月18日には、ブランド統一後の最初の製品となる「Asianux Server 3」のリリースが予定されている。

 同コンソーシアムでは、7月27日の発表の時点でベトナム企業の参加について言及こそしていたものの、具体的な企業名は明かされていなかった。今回初めてVietsoftwareという企業名が発表された形だ。

 Vietsoftwareは、外資系企業向けの国際的なアウトソーシングやベトナム市場向けのソフトウェア開発を事業とする企業。2000年3月に設立され、。2004年以来、同社は250人の従業員を有する情報テクノロジの企業グループとして編成、ソフトウェア製品開発、サービス、ソリューション、および国際的な教育や専門的な実務経験で高い評価を得ているという。今回、7月27日付けでAsianuxアドバイザリーボードに参加したベトナム科学技術省の支援を受け、正式にAsianuxコンソーシアムに参加。既存のオープンソースビジネスに加えてAsianuxによるLinux OSビジネスをスタート、9月末にはベトナム全土でAsianux Server 3をリリースしていく予定という。

 Vietsoftwareに対して同コンソーシアムでは、ベトナム国内のITインフラ整備はもちろん、Asianuxコンソーシアムへの多大な貢献がなされるであろうと期待している。

 これで、Asianuxがカバーする範囲は世界人口の25%となる。さらに、すでに3~4カ国から参加の打診を受けているとのことで、2007年中に少なくとももう1カ国、2008年にはさらにもう1カ国を加え、計6カ国体制を近々に整える予定とのこと。



URL
  Vietsoftware
  http://www.vietsoftware.com/
  ミラクル・リナックス株式会社
  http://www.miraclelinux.com/
  Red Flag Software
  http://www.redflag-linux.com/
  Haansoft
  http://www.haansoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.miraclelinux.com/corp/pressroom/details/2007/0905_1.html

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( 川島 弘之 )
2007/09/05 12:43

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