マイクロソフト株式会社は9月10日、マイクロソフト製品の組み合わせによるITソリューションと関連情報の提供を強化すると発表した。法人市場向けビジョン「People-Readyビジネス」をさらに推進する。
People-Readyビジネスは、企業にとって最も重要な経営資源は「社員」であり、「社員」の潜在力を最大限に引き出すことがビジネスの成功につながるとして、2006年よりマイクロソフトが提唱している企業向けビジョン。
今回このビジョンをさらに推進するため、パートナー企業との協業を強化し、「ユニファイドコミュニケーション」「ビジネスインテリジェンス」「情報セキュリティ管理」に関するソリューションを提供する。
ユニファイドコミュニケーションでは、「Exchange Server 2007」と「Office Communications Server 2007」により、地理的・時間的な制約を超えて、社員同士が素早くコミュニケーションできる環境を提供。ビジネスインテリジェンス(BI)では、「SQL Server」を中核に「Office PerformancePoint Server」と「Office SharePoint Server」を組み合わせて、社員が最適な判断を行うにあたって必要となるBI環境を提供。情報セキュリティ管理では、Windows ServerのActive Directoryや仮想化などの基盤に加え、「Rights Management Services」や「Forefront」などによるセキュリティ基盤と、System Center製品群による管理性の高い情報インフラを提供する。
併せて、People-Readyビジネスに関する情報の浸透を図るため、9月11日より各Webサイトの構成を整理する。
具体的には、従来の大手企業向け会員制サイトである「Microsoft Enterprise Connection」に、中堅企業向けサイトの「Microsoft MyAdvisor」、中小企業向けサイトの「スマートビジネスプラス」を順次統合。パーソナライズされた形で各種情報を提供する「Microsoft Business Connection」を開設する。また、ビジネス課題を解決するためのITの役割などの情報を提供する「People-Readyビジネス」サイトも刷新。今後は事例紹介などを行うとしており、その第1弾として、イオンやキリンビールのPeople-Readyビジネス事例を紹介する予定。さらに、ビジネスユーザー向けサイトも刷新して、必要な情報をより簡単に入手できるナビゲーションを提供するとしている。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
Microsoft Business Connection(公開予定)
http://www.microsoft.com/japan/msbc/
People-Readyビジネスサイト
http://www.microsoft.com/japan/peopleready/
ビジネスユーザー向けサイト
http://www.microsoft.com/japan/business/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3182
( 川島 弘之 )
2007/09/10 17:50
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