マイクロソフト株式会社は9月13日、技術認定資格制度であるマイクロソフト認定資格プログラム(MCP)において、次期サーバーOSである「Windows Server 2008」に対応した資格を新たに設定すると発表した。製品の出荷に先立って日本語試験と対応トレーニングを10月より順次開始する。製品提供前に対応試験が開始されるのは、MCP提供後初の試みになるという。
Windows Server 2008 に対応したのは、「技術・製品に関する知識」を評価するMCTS(マイクロソフト認定テクノロジースペシャリスト)と、その上位資格「特定の職務を遂行する能力」を評価するMCITP(マイクロソフト認定ITプロフェショナル)の両資格。MCTSではNetworking Infrastructure Configuration、Active Directory Configuration、Application Platform Configurationの3つの専門性から構成されるほか、MCITPは、Server AdministratorとEnterprise Administratorの2つの専門性から構成される。
トレーニングは、Windows Server 2008における7種類の主要な導入シナリオを効率よく学習するために、それぞれのシナリオに対応したIT技術者向けのハンズオンが提供される。認定トレーニングパートナー(CPLS)を通じて、10月より順次開始するとのこと。
なお、従来の資格である Widows Server 2003トラックの「MCSA(マイクロソフト認定システムアドミニストレータ)」と「MCSE(マイクロソフト認定システムエンジニア)」の取得者に対しては、特定のMCTSへの専用アップグレードパスが用意される。この専用アップグレード試験は、2007年末より開始される予定とのこと。
あわせて、Windows Serverを含むすべてのマイクロソフト製品の技術に関する資格取得を支援するため、「マイクロソフト資格取得アタックキャンペーン」が開始される。このキャンペーンに事前登録すると、受験した結果が不合格であっても、同一試験に限り、2回目の受験料が無料になる。対象はすべてのMCPとMCA(マイクロソフト認定アソシエイト)試験。期間は9月15日から2008年1月末まで。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3186
( 石井 一志 )
2007/09/13 17:30
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