株式会社アシストとジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社(以下、JBA)は10月9日、内部統制の整備・運用評価で業務提携すると発表した。アシストが販売する内部統制ツール「Tosei Vision」に関する顧客向け活用支援サービスをJBAが提供していく。
Tosei Visionは、韓国UNITECH INFOCOMが開発した内部統制整備・運用評価支援ツール。内部統制にかかわる評価・承認プロセスの可視化から、内部統制報告書の作成までに至る一連の流れを管理できるのが特長。アシストでは、同ツールの検証および日本語化を行い、日本版SOX法に即応できるソリューションとして6月より販売を行っていた。価格は、基本ライセンス料が525万円、保守料がライセンスの20%。
今回の協業により、アシストはTosei Visionに関する販売および技術面でのサポートに専念。財務報告に特化したコンサルティングなどを、国内の大手監査法人出身メンバーを中心に設立されたJBAが担当することになる。
具体的にJBAは、内部統制整備・評価推奨モデル「Tosei Visionテンプレート」や、公認会計士参画による導入支援コンサルティング・サービスのほか、Tosei Visionに限定されない財務報告にかかわる内部統制全般に対する「プレミアム・ヘルプデスク」サービスなどを提供する。
サービス価格は、Tosei Visionの「導入支援サービス」が210万円から。Tosei Visionテンプレートが157万5000円/ライセンス。プロジェクト管理からテスト計画策定、不備の改善、報告書の作成など全社的な内部統制の支援を行う「導入支援コンサルティング」が420万円/月。プレミアム・ヘルプデスクが315万円/年。
両社では、初年度20社、次年度30社、3年目以降100社へのTosei Vision販売、ならびに2010年5月末までに約5億円の支援サービスによる売り上げをめざす。
■ URL
株式会社アシスト
http://www.ashisuto.co.jp/
ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社
http://www.jbacc.com/
ニュースリリース
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/info/news/1184551_1217.html
( 川島 弘之 )
2007/10/09 15:46
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