 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
「セキュリティ機能はすべて自前でサポートします」－米Fortinet |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
米Fortinetが主力製品として展開しているUTMアプライアンス「FortiGateシリーズ」は、ファイアウォールやVPN、ウイルス対策の機能を中核に、IPS（侵入防御システム）やWebフィルタリング、迷惑メール（スパム）対策などの機能を統合した製品。現在、このようなUTM製品を提供するベンダーはあまたあるものの、FortiGateがそれらと決定的に異なるのは、「セキュリティ機能すべてを自社で開発している点」（FortinetのFortiGuard Center VP of Service、ジョー・ユー氏）だという。 「IPS、ウイルス対策、ファイアウォール、Webフィルタリングなど自社内で開発されたものを統合ソリューションとして提供している。最近の脅威はマルチレイヤ化していろいろな要素が混合されているため、これは大きな差別化要素になる。ほかのベンダーで同じことをしようとすると、複数のベンダーのソリューションを組み合わせなくてはならず、市場に提供するのには時間がかかる。また当社の製品は、トータルのソリューションであるので、サポート、保守、TCOという点でも優位性がある」（ユー氏）。 このように、Fortinetではすべてのセキュリティ機能を自社開発で提供しているが、ウイルス対策で用いるパターンファイルに代表されるように、セキュリティ製品では日々の更新・サポート作業も非常に重要な要素となる。これを一手に引き受けて支えるのが、ユー氏が統括するFortiGuard Centerだ。 全世界的に24時間365日のサポートを提供するため、Fortinetでは160名あまりのスタッフを、カナダのバンクーバー、フランスのソフィア、中国の北京・天津など全世界の6拠点に配置。ウイルス/スパイウェア対策、IPS、Webフィルタリング、スパムといったセキュリティ機能のパターンファイルを日々更新し、FortiGateやクライアントソフト「FortiClient」へ配信している。さらに組織化にあたっては、各チームで作業が重複しないよう、似た対応が必要なウイルス対策とIPSの担当チームを1つにまとめるといった工夫をしているほか、各チーム間でも情報交換を密に行っているという。
こうした対応力の強化は、Webフィルタリングやスパム対策など、ほかのチームでも同様で、ユー氏は「脅威への対応時間などの基本的な能力は、ウイルス対策であればウイルス専業の、IPSであればIPS専業の競合他社と比べてもほぼ同等」と現在の能力をアピール。すべて自社開発の統合ソリューションである強みを持ちながら、なおかつ個々のセキュリティ機能の対応レベルでも、他社と遜色（そんしょく）がないという点を強調していた。 なお、地域特有のインシデントについても、すべてを自社対応で賄っていることから迅速な対応が可能という。日本向けの例としては、国内特有の課題であるWinnyについて、問題だと判断した時点でIPSを利用した遮断ルールをすぐに提供できたことを説明し、非常に早い段階で対応を行えたとした。
■ ＵＲＬ フォーティネットジャパン株式会社 http://www.fortinet.co.jp/ ■ 関連記事 ・ 「ウイルス対策もネットワークインフラの一部にしたい」－フォーティネット岡本社長（2007/03/02）
（ 石井 一志 ）
|
