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早朝から、レジストレーションにたくさんの人が駆け付け、大盛況となっている
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米Oracleのラリー・エリソンCEO
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米国時間の11月11日から15日まで、米サンフランシスコで開催される米Oracleのイベント「Oracle OpenWorld 2007」。プライベートイベントとしては世界最大級となるこのイベントは、同社の買収戦略とともに規模を拡大しており、今回は全世界から4万2000名が事前登録を行っているという。
会場としては昨年同様、Moscone Centerの北館、南館、西館の3館すべてを使用。北館と南館の間の大通りを封鎖し、パーティ会場などとして利用するのも同じだ。またセッションは会場だけで入りきらないため、周辺のホテルも利用して行われ、その数は実に1600以上にもおよぶ。
主なニュースとしては、異なるアプリケーション製品を統合するための基盤「AIA(Application Integration Architecture)」やOracle Fusion Middleware関連のアップデート、仮想化関連などが発表される見込み。このほか、近年関心の高まっているSaaSの分野でも、新たな発表が期待される。これまでもOracle OpenWorldでは、おととしにOracle Fusion Architectureを明らかにしたほか、昨年はRed Hat Linuxに対するサポートを提供する「Unbreakable Linux」を電撃的に発表しており、今年も大きな発表が期待される。
なお、実は2007年はOracle設立後30周年という記念すべき年にあたり、それだけに今回のイベントには非常に力が入っている。それを証明するかのように、初日にあたる11日には、Oracleのラリー・エリソンCEOがオープニングキーノート「Sunday Night Live」にいきなり登場した。
エリソンCEOの基調講演は毎回Oracle OpenWorldの目玉となっているが、今回は14日の基調講演のほかに、この冒頭の講演を担当する熱の入れようだ。この講演でエリソンCEOは、同社の30年の歴史を主に人間を中心に振り返り、企業にとっての人材の重要さをアピールするとともに、いつものように、顧客があるからこそのOracleであるとの認識を示し、感謝のメッセージを述べた。
■ URL
Oracle OpenWorld 2007(英語)
http://www.oracle.com/openworld/
( 石井 一志 )
2007/11/12 17:00
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