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マクニカネットと富士通SSL、KVMスイッチに詳細なログ管理を付加して販売推進


 マクニカネットワークス株式会社(以下、マクニカネット)と株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は11月13日、セキュリティ強化のためのログ管理ソリューション分野で協業すると発表した。両社は、マクニカネットが扱うリモートKVM(Keyboard/Video/Mouse)アプライアンス「NetEnrich VPM Gateway(以下、NVPMG)」と、富士通SSLが取り扱うサーバーセキュリティOS製品「SHieldWARE」とを組み合わせ、相互に販売を促進していく。

 NVPMGは、米NetEnrichが開発した録画機能付きのリモートKVMアプライアンス。IT管理者への権限はロールベースの細かなアクセス制御によって付与されるほか、SSLによる暗号化、すべてのコンソールセッションの録画機能などにより、世界中のどこからでもセキュアにアクセスしたIT機器を操作することが可能という。

 一方のSHieldWAREは、強力なアクセス制御機能を備えたサーバーOS。パッチ未対応のシステムを保護し、外部・内部からの侵入を防止することができる。またシステム管理者でもアクセス不可能な領域を作成し、機密情報などを保護するとともに、内部統制・監査証跡のためのログも収集できる。

 両者を組み合わせることで、64Kbps程度の狭い帯域であっても、インターネット環境とWebブラウザさえあれば、遠隔地のITインフラに安全にアクセスすることが可能になる。その際、端末にエージェントをインストールする必要はなく、すべてのオペレーションは録画され、監査者がいつでもどこからでも利用履歴を参照できる環境が実現するとのこと。

 両社は今回の提携により、大手企業、金融機関や官公庁など、特に高度のセキュリティが必要なユーザーに対して、販売強化をめざしていく方針。



URL
  マクニカネットワークス株式会社
  http://www.macnica.net/
  株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
  http://www.ssl.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://www.macnica.co.jp/release/detail.html?press_release.press_tmp[id]=476.8


( 川島 弘之 )
2007/11/13 17:45

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