株式会社スカイコムとマイクロソフト株式会社は12月14日、企業コンテンツ管理(ECM)分野で協業すると発表した。高速PDF作成ソフト「SkyPDF」とコラボレーションプラットフォーム「SharePoint Server 2007(以下、SharePoint)」を組み合わせて、セキュアなECMを実現する製品「SkyPDF for SharePoint Server 2007(以下、SkyPDF for SharePoint)」を同日より販売開始する。
SkyPDF for SharePointは、SharePoint環境下での高速・高品質・高圧縮なPDF作成を実現する製品。SharePointのアドオンソフトとして提供されるため、同一GUIで違和感なく操作できるという。また、これまでSharePointでは、Word/Excel/PowerPoint文書のみにしかIRM(Information Rights Management)権限が付与できなかったところを、同製品を使ってPDF化することで、VisioなどのほかのOffice製品、一太郎/DocuWorksなどの他社製品に対しても付与することが可能になる。
IRM権限付与したファイルでは、有効期限を設定して、表示/転送/印刷/メール送信などを禁止できるため、SharePointの下、一元化されたセキュアなドキュメント管理が実現できるとしている。
SkyPDF for SharePointには、PDFにIRM権限付与を行う製品、Webブラウザからの操作でサーバー上でPDF高速作成を行う製品、クライアント用の表示ソフトが含まれる。
価格は、1000クライアントで987万円から。設計・構築・販売はスカイコムが担当し、マイクロソフトは技術支援などを行う。スカイコムでは、SharePointの既存ユーザー、および新規ユーザーを対象に、今後3年間で20億円の販売を見込む。
■ URL
株式会社スカイコム
http://www.skycom.jp/
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
ニュースリリース
http://www.skycom.jp/news071214.html
( 川島 弘之 )
2007/12/14 17:08
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