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日本SGIの和泉社長、2008年3月末で退任


日本SGI 代表取締役社長CEOの和泉法夫氏(6月のイベントより)
 日本SGI株式会社は12月21日、代表取締役社長CEOの和泉法夫氏が、2008年3月末で退任すると発表した。同社ではその理由について、「就任10年という節目を迎えるにあたり、次の時代に向けた新たな体制を構築することを目指して、新体制へバトンタッチすることにした」と説明している。また同時に、同社長の後任候補を選定するリクルーティングコミッティの設置も発表された。

 和泉社長は、1998年に日本シリコングラフィックス(現:日本SGI)の社長に就任。グラフィックスワークステーションやサーバーといったハードウェアの間接販売が中心だった同社を、直販主体のインテグレータへ変革させるなど、事業改革を推進した。またこうした実績が評価されて、2000年8月には米SGIの上級副社長に就任している。その後、2001年にはNECおよびNECソフトとの資本参加を含む戦略的提携を実施。2006年にはソニーやキヤノンマーケティングジャパン、野村證券などの資本を入れるなどの資本基盤強化を図った結果、現在では、米SGIの資本比率は10.5%まで低下している。

 なおリクルーティング・コミッティの構成人員は、中部大学教授で日本SGI 取締役の鈴木正慶氏、NEC 取締役執行役員専務の鹿島浩之助氏、日本SGI 取締役を兼ねる米SGI CEO、ロバート・ボー・エワルド氏の3名。同コミッティが社内・外から広く人材を選定して社長候補を推薦し、取締役会、株主総会を経て決定されるとのことである。



URL
  日本SGI株式会社
  http://www.sgi.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2007/dec/rc.html

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( 石井 一志 )
2007/12/21 18:58

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