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ソニー、機器同士をかざすだけの近接無線転送技術「TransferJet」を開発 |
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ソニー株式会社は1月7日、新たな近接無線転送技術「TransferJet」を開発したと発表した。 TransferJetは、従来の無線技術の課題であった、複雑な接続設定や不安定なデータの転送状態といった課題を解決するシンプルな無線技術。例えば、デジタルカメラを直接テレビにかざすだけで静止画を画面に映し出したり、携帯電話に携帯オーディオ端末を直接かざすだけで音楽ファイルを転送したりするなど、さまざまな機器間で、複雑な設定やアクセスポイントの設置なしで簡単に通信が行える。 物理層の転送レートで最大560Mbpsを実現。エラーハンドリングなどによるオーバーヘッドを考慮しても、375Mbpsの実効レートを達成している。また、通信状況に応じて最適な転送レートを選択する機能を搭載。第三者へのデータ漏えいを防ぐために、通信機器を事前登録して限定することもできる。 近距離では安定した通信ができる一方、距離を置くと急激に減衰する「誘導電界」を用いたカプラを新規採用したのが特長。3cm以内の距離を想定するため、ほかの無線に干渉を与えずに利用できるとのこと。 中心周波数は4.48GHz帯、国内では微弱無線局の規定に準拠する。 ■ ＵＲＬ ソニー株式会社 http://www.sony.co.jp/ プレスリリース http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200801/08-002/
（ 川島 弘之 ）
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