サイボウズ株式会社は1月31日、大規模ユーザーへの販売強化のため、2月1日よりシステムインテグレーション(SI)事業を開始すると発表した。
設立当初はWebサイトを使った直接販売を行っていたサイボウズだが、販路拡大のため、2002年9月からは販売パートナー制度を導入。これにより中小規模ユーザーへの導入が大幅に進んだとする。
今回の発表は、大企業にも対応するための施策。大企業向けのEIP型グループウェア「サイボウズ ガルーン 2(以下、ガルーン 2)」次期バージョンでさらに拡張性を強化するほか、SI事業を拡大することにより、3000人以上の従業員を抱える大企業への普及を促進する意向だ。
この件に関してサイボウズは「大規模のユーザーが特に求めるのがSIだが、販売パートナーにサイボウズ製品に精通した技術者が少なく、すべてのニーズに応えるのが難しいのが現状。これを改善するため、今回、パートナー支援の一貫としてSI事業を開始することを決定した。同事業では、当社の営業担当やSEが直接ユーザーに対して提案活動を実施し、ガルーン 2の基本機能では実現できない要件には、APIを利用したサブシステムの開発や他社製品との連携などを提案していく」と説明している。
SI事業を開始するにあたり、同社のインフォメーションセンターにて、大規模環境への導入相談を受け付けるほか、各種イベントなどへの出展を行い、同事業開始から1年間で1億5000万円の売り上げをめざすとのこと。
■ URL
サイボウズ株式会社
http://cybozu.co.jp/
プレスリリース
http://group.cybozu.jp/news/08013101.html
( 川島 弘之 )
2008/01/31 17:52
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