SAPジャパン株式会社は2月7日、エンタープライズSOAの技術に特化したトレーニングコースを提供すると発表した。あわせて、エンタープライズSOAの技術者を表彰する制度「Meister of SAP NetWeaver」を刷新することも発表した。
今回提供されるのは、1)全社規模のシステムの構造最適化を行う担当者を対象とした「ビジネスプロセス・エキスパート」、2)技術的なアプローチに加え、より戦略的な経営展開支援を行うコンサルタントを対象とした「エンタープライズ・アーキテクト」、3)エンタープライズサービスを利用・開発しコンポジットアプリケーションの実装を行う開発者を対象とした「エンタープライズ・サービス開発者」の各専門分野に特化したトレーニングコース。エンタープライズSOAに関するトレーニングは、これまで概要に関するもののみが提供されていたが、より専門性の高い知識の習得と円滑なシステム導入支援を実現できる技術者を育成する考え。
エンタープライズ・アーキテクト向けとしては、「エンタープライズSOA ロードマップ(3日間)」と「エンタープライズSOA フレームワーク(5日間)」の2つ。前者は2月20日より、後者は2月25日より提供を開始する。なお、両コースの認定試験は3月に提供される予定。
エンタープライズ・サービス開発者向けとしては、「エンタープライズ・サービス 開発と利用(3日間)」が提供される。3月5日より提供を開始し、認定試験は2008年上半期中に提供される予定。
なお、ビジネスプロセス・エキスパート向けのトレーニング・認定試験は2008年中に提供される予定。
Meister of SAP NetWeaverは、SAP NetWeaver分野の認定資格を保持しているSAP認定コンサルタントを対象とした表彰制度。今回、エントリー制への変更のほか、表彰基準規定にエンタープライズSOAのトレーニング受講を追加することで、エンタープライズSOAの技術者育成促進のための制度であることを明確にしている。
■ URL
SAPジャパン株式会社
http://www.sap.com/japan/
プレスリリース
http://www.sap.com/japan/about/press/press.epx?pressid=9010
■ 関連記事
・ SAPジャパン、2008年はパートナーエコシステム強化と日本化に注力(2008/02/06)
( 福浦 一広 )
2008/02/07 17:14
|