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パッケージ概要図
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株式会社ネットマークスは3月26日、エンタープライズデータセンター向けの構築事業を本格展開すると発表した。シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)や日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)と提携し、データセンターを外部ではなく企業内に設置するエンタープライズデータセンターの構築を支援する。
「分散しているデータを集約する動きが加速している近年、外部のデータセンターに集約するケースが増加するとともに、自社内に構築しグループ企業も含めた情報資産を一元的に管理するエンタープライズデータセンターという形態にも注目が集まっている。一方、データセンターにはグリーンIT、仮想化技術など新たな要素が採用され始めており、エンタープライズデータセンターを構築するためには、専門のノウハウが必要となっている」(ネットマークス)。
そこで今回、同社が開始するのが、こうしたノウハウを提供する事業だ。ネットマークスが長年培ってきたファイバチャネル技術をベースにしたSAN(Storage Area Network)構築やディザスタリカバリ、およびセキュリティなどのノウハウに、シスコや日本HPの製品を組み合わせ、仮想化統合運用パッケージとして企業向けに提供するという。
具体的には、データセンターのネットワーク基盤として、シスコの「Catalyst 6000シリーズサービスモジュール」に搭載される「Application Control Engine(ACE)モジュール」「WAAS」「MDS」や、データセンタークラススイッチ「Nexus 7000シリーズ」を、段階的に提供。加えてネットワーク主導型のサービスオーケストレーション機能「Vframe Data center」で全体プロビジョニングを実施する。
さらに日本HPのブレードサーバー「HP BladeSystem c-Class」、ストレージ「HP StorageWorks」、IT運用管理ソリューション「HP Data Center Automation Center」、ヴイエムウェアの仮想化ソフト「VMware Infrastructure 3」などを組み合わせ、統合運用パッケージとして提供するとのこと。
このパッケージにより、ネットワーク、サーバー、ストレージ、それぞれの領域で仮想化された基盤を統合運用可能なバーチャルセンターが実現するとしている。
■ URL
株式会社ネットマークス
http://www.netmarks.co.jp/
ニュースリリース
http://www.netmarks.co.jp/newsrelease/080326.html
( 川島 弘之 )
2008/03/26 16:39
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