 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
ドットNET分散開発ソフトピア・センターが発足、ソフト生産技術の確立を目指す |
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
ドットNET分散開発ソフトピア・センターは、岐阜県に拠点を置く財団法人ソフトピアジャパンの中小企業群が中心となり、SOA（サービス指向アーキテクチャ）モデル駆動開発の技術者を育成するとともに、ソフトウェア生産技術の確立を目指して設立されたNPO法人。現在13社で構成され、運営については、バーチャル・カンパニー的なオペレーションを採用する。 同センターの理事長、横山俊明氏は、「岐阜県の情報産業の現状を見ると、資本規模5000万円以下の企業数が約8割を占め、そのほとんどが下請けとしてソフトウェア開発を行っている。その背景には、元請けとなるために必要な上流工程を担う技術者が不足している実状がある。これは、岐阜県だけでなく地方における情報産業全般の課題といえる。今回発足したNPO法人では、こうした現状からの脱却を目指し、最新のソフトウェア技術であるSOA技術者の育成とSOAの業務系システム適応促進を図り、岐阜県が発信拠点となってシステム開発の流れを変えていきたい」と述べた。 具体的な活動内容について、NPO法人ドットNET分散開発ソフトピア・センター理事の戸田孝一郎氏は、「人材育成事業、受託開発事業、研究開発事業の3つの事業にフォーカスして取り組んでいく」方針を掲げた。 人材育成事業では、SOAコンポーネントの設計・開発および反復型アジャイル開発に必要なエンジニアの育成を行っていく。まずは、3月からUMLデザイナーおよびアジャイル・ビルドエンジニアの研修コースをスタートさせ、順次、ビルドPM、システム・アーキテクト、プロジェクトマネジメントの研修コースを実施していく予定。 また、産学官による高度技術者の育成と人材供給については、上級編、中級編、基礎編に分け、岐阜県独自の育成プログラムを展開していく。まず基礎編では、商業科および工業化の高校生を対象に、教材提供やインターンシップによってUMLのL1、L2の習得を目指す。中級編では、大学生を対象に教材提供や講師派遣によってUMLとともにアジャイルプログラミングの習得を図る。上級編では、IT企業の技術者を対象にOJT研修を行い、即戦力の技術者を育成する。 UMLの教育にあたっては、UMLモデリング推進協議会と連携し、UML認定技術者を育成するための教育コース、実戦コースを実施していく。さらに、アジャイルプログラミングについては、業界の先駆者であるテクノロジックアート社長の長瀬嘉秀氏を技術アドバイザリーボードに迎え、さまざまな実践トレーニングを行っていく予定。 受託開発事業では、人材育成事業を支援するOJT用の案件の受託および卒業生に対する技術研さんの機会を得るための受託開発を行っていく。研究開発事業では、ソフトウェア生産技術のための開発支援ツール、品質管理のための支援ツール、ビジネス・プロセス定義のための支援ツールの研究、実験、開発を実施する。
これについて、マイクロソフト デベロッパービジネス本部 本部長の市橋暢哉氏は、「当社では、ドットNET分散開発ソフトピア・センターの活動を全面的に支援する。具体的には、MICを通じての人材育成、ワールドワイドでの情報提供、.NET市場の拡大によるマーケティング面での支援の3つを柱として展開する。これまで、当社をはじめベンダーはソフトウェア技術者をツールによってサポートしてきたが、今回のNPO法人では現場レベルで地に足をつけて、本当の意味でシステム開発の現状を変革することができると信じている」と期待を述べた。 ■ ＵＲＬ 財団法人ソフトピアジャパン http://www.softopia.or.jp/ 特定非営利法人ドットNET分散開発ソフトピア・センター http://www.npo-bca.jp/
（ 唐沢 正和 ）
|
