「RSA Conference 2008」で4月9日(米国時間)、「CEO PANEL-View from the Top」というパネルディスカッションが開催された。登壇したのは、米EMC 副社長とセキュリティ部門RSAの社長を兼任するアート・コビエロ氏、米McAfee 社長兼CEOのデイブ・デウォルト氏、米IBM Internet Security Systems、ゼネラル・マネージャのバル・ラーマニ氏、米VeriSign 社長兼CEOのビル・ローパー氏の計4名。ジョークも飛び交う少しくだけた雰囲気の中、各社の展望、今後のセキュリティの方向性などについて議論が交わされた。
米McAfee 社長兼CEOのデイブ・デウォルト氏
米EMC 副社長とセキュリティ部門RSAの社長を兼任するアート・コビエロ氏
【左】米IBM Internet Security Systems、ゼネラル・マネージャのバル・ラーマニ氏 、【右】米VeriSign 社長兼CEOのビル・ローパー氏
安全性のためには、ホワイトリストとブラックリストをビヘイビア・リスクベースで作ることが重要だ。ポリシーをリスクベースで実装するのは大変だが、そのためにRSAのようなベンダが実装の自動化を支援している。こういった意味でもData Loss PreventionやVirtualization(仮想化)などを強化していかなければならない。
IBM ラーマニ氏
IBMも仮想化が重要だと考えている。ハイパーバイザーを防御している人はまだあまりいない。IT予算の話では、CEOの意識にパラダイムシフトが起きている。ビジネスとセキュリティのすりあわせを始め、セキュリティが財務と同じくらい重要視されるようになってきている。