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ウイングアーク、帳票SaaSビジネスで日本オプロと提携 |
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統一帳票出力プラットフォームを提供へ
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ウイングアーク 代表取締役社長の内野弘幸氏は、まず、2007年度（2008年2月期）の業績について、「2007年度も好調に推移し、売り上げは対前年比で17％増を達成し、利益も前年を上回る見込み」と述べた。2008年2月現在の同社主力製品の導入実績は、帳票基盤ソリューション「SVF」が採用企業数1万6000社、サーバーライセンス数7万4700本、データ活用ソリューション「Dr.SumEA」が同2000社・3250本、ナチュラルUI基盤「StraForm-X」が同90社・560本となっている。 次に2008年度の営業方針について内野氏は、「引き続き、エンタープライズ企業をメインターゲットにSVFとStraForm-Xを展開し、グローバルERPや大手IT・SI企業、有力ソフトベンダーとの連携強化を図っていく。また、Dr.SumEAについても従来通り中堅企業をターゲットとし、国産ERPとの連携、インテグレーションパートナー連携、プロダクトパートナー連携を進めていく」と説明。さらに、「2008年度のポイントは中小企業向けの戦略で、さらなる市場拡大に向けて帳票SaaSビジネスに注力する。そのためにパッケージベンダーや基盤ベンダー、SaaSベンダー、グループウェアベンダーなどとの連携を強めるとともに、パッケージへのバンドル展開を推進していく」考えを明らかにした。
SaaSの活用が本格化する一方で、SaaSによる業務効率化などのメリットを最大限に生かすためには、伝票・納品書、見積書・発注書、請求書・会計帳簿類、申込書・申請書など多種多様の業務に適した帳票運用が必要であり、利用者にとってSaaS環境における帳票出力が大きな課題となっていた。こうした背景の中、両社では、帳票運用の観点からSaaSをとらえ、両社の帳票サービスの強み、ノウハウなどを生かして帳票サービスインターフェイスの統一を図り、SaaS環境での効率的な業務運用を支える統一帳票出力プラットフォームを提供していく方針。 日本オプロ 代表取締役社長の里見一典氏は、「ウイングアークが大企業の基幹系システムにおける帳票市場をメインターゲットにしているのに対して、当社は中小企業の情報系システムで実績を持っている。今回の業務提携を機に、特にSaaS分野に関して、両社の得意分野を補完しあいながら、世界展開も視野に帳票市場全般のSaaSビジネス活性化を図っていきたい」と意欲を述べた。 なお発表会では、2008年度の帳票製品に関するリリース計画も公開された。まず、第1四半期（2008年3月～5月）に、「SVF for Microsoft Dynamics AX」と、開発者向けの「StraForm-X」を出荷。第2四半期（2008年6月～8月）には「Report Director Enterprise（RDE）次期Ver.8」と「SVF Connect Suite 次期Ver.8」、第3四半期（2008年9月～11月）には「SVF Java Print 次期Ver.8」。そして、第4四半期（2008年12月～2009年2月）をめどに、「SVF for .NET 次期Ver.8」と「UC .NET版（仮称）次期Ver.8」を出荷する計画となっている。 ■ ＵＲＬ ウイングアークテクノロジーズ株式会社 http://www.wingarc.com/ 日本オプロ株式会社 http://www.opro.net/ プレスリリース http://www.opro.net/oproarts/news/20080415.html
（ 唐沢 正和 ）
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