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NECとウイングアーク、帳票印刷の障害対策ミドルウェアを共同開発へ


 日本電気株式会社(以下、NEC)とウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク)は4月24日、帳票分野での協業を強化すると発表した。帳票印刷業務における障害対策ミドルウェアを共同開発する。

 両社が協業を始めたのは2005年3月のことだ。以来、ウイングアークの帳票設計ソフト「Super Visual Formade」、統合プリンタ制御ソフト「Report Director Enterprise」を、NECがOEM販売してきた。

 今回の協業強化で両社は、障害に強い帳票印刷環境を実現するためのミドルウェア2製品を共同開発・製品化する。

 1つが、帳票ソフトの稼働状況を監視する「WebSAM RDE 監視 Pack Option」。帳票業務を一元管理する帳票サーバーを、NECのアプリケーション管理ソフト「WebSAM Application Navigator」を活用して監視するミドルウェアだ。帳票ソフトの内部リソースの稼働状況まできめ細かに監視することが可能で、印刷の劣化や停止の予兆を早期に検出できるという。グラフ表示やしきい値異常時のメール通報などにも対応する。

 価格は、Windows/Linux向けのものが103万1600円(税別)、UNIX向けのものが178万6800円(同)。両社では6月16日からの出荷をめざし、3年間で100システムの販売を見込む。

 もう1つが、監視内容の設定や帳票ソフト障害発生時の対処方法、復旧のためのガイドを表示する「ナレッジデータベース」で、こちらは無償提供するとのこと。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
  http://www.wingarc.com/
  プレスリリース
  http://www.wingarc.com/public/detail.php?f_id=198


( 川島 弘之 )
2008/04/24 16:51

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