サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)とシスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は5月12日、ディザスタリカバリ分野で協業すると発表した。これに伴い、両社の共同ソリューションを伊藤忠テクノソリューションズ株式会社から提供する。販売は5月21日より開始される予定。
今回提供されるソリューションは、サンのハイエンドストレージ「Sun StorageTek 9990V/9985V」に実装される非同期レプリケーションソフト「Universal Replicator」と、シスコのマルチサービスモジュラスイッチ「Cisco MDS 9222i」を組み合わせたもの。データレプリケーション時に送られるデータを暗号化し、セキュリティを強化しているのが特徴という。
またこのソリューション提供にあたり両社では、日立が運営する「ハーモニアス・コンピテンス・センタ」の施設・機材を利用して、エンドユーザーへ、安全にデータが伝送され、かつサービスを提供し続けられることを実証したとしている。
サンとシスコでは今後も、双方の技術・製品を組み合わせ、よりセキュアで効率的なディザスタリカバリソリューションを提供する予定とのこと。また、このソリューションの共同プロモーションに加えて、データセンタービジネスにおけるインフラ提供も視野に入れ、協業の拡大の検討を行っていく。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
シスコシステムズ合同会社
http://www.cisco.com/jp/
( 石井 一志 )
2008/05/12 11:29
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