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富士通フォーラム2008、15日から開催-展示内容を報道関係者に事前公開
富士通株式会社は5月15、16日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムにおいて、プライベートイベント「富士通フォーラム2008」を開催する。5月13日には、一般公開に先立ち、報道関係者に展示内容などが公開された。
16回目を迎える今回の富士通フォーラムでは、昨年に引き続き「フィールド・イノベーション」をテーマに開催。フィールド・イノベーションの活用シーンと実践例や、企業が抱えるさまざまな課題に対応した製品、ソリューションを紹介。展示会場では、「フロント」、「経営」、「ITインフラ」の観点から、約110種類の製品、サービスなどの展示およびデモンストレーションが行われることになる。
最前線の現場の改革を提案する「フロント」では、「RFID、モバイル、先端技術」、「流通・金融」の観点から、経営の観点からの提案を行う「経営」では、「安全安心/内部統制」、「新世代ERP」、「環境/ユニバーサルデザイン」をテーマに展示。ITインフラにおいては、「ITインフラの最適化」、「IT運用の向上」、「ものづくり」といった観点からの展示が行われる。
会場内の様子
メインステージでは、「フィールド・イノベーション」をテーマにプレゼンテーション
ビデオでは黒川博昭社長が「経営とIT」についてコメント
入口を入ってすぐの場所にはテーマステージが設置され、約10分間のプレゼンテーションにより、富士通のフィールド・イノベーションへの取り組みを紹介。そのなかで、ビデオメッセージに登場する富士通の黒川博昭社長は、「ITが出てきたときの原点に戻り、経営を良くするという観点が必要。富士通は社内で改革を進めており、うまく行かないことも、うまく行くことも、お客の参考になるように出していく。経験を持つ富士通のエンジニアやコンサルタントを使っていただきたい。富士通は、ITソリューションプロバイダではなく、ビジネスソリューションパートナーである。経営、ビジネスを革新するお手伝いをする」などとした。
次世代テクニカルコンピューティングサーバーの展示コーナー。ペタスケールの実現を目指す
ブレードサーバー向け高速伝送技術を採用したバックプレーンの展示
携帯電話の構造/電気シミュレーション技術。バーチャルものづくりを採用していることを紹介
SaaSアプリケーションプラットフォームは、来場者の高い関心を集めそうだ
先ごろ発表したSaaS型鉄道運転シミュレータシステム
新開発の認証エンジンにより性能が向上した新手のひら静脈センサーは、ソリューション型の展示を増やしている
画像センシング技術を用いた所在管理システム。人の個体を確認し、共連れ入退出を防止できる
新開発のUHF帯ハンディロングリーダライタの実演。1メートル離れたところから大量のタグを瞬時に読みとる
日本国内で今後の市場拡大が見込まれるセルフレジシステムも展示
WindowsケータイであるF1100を利用したオフィスソリューションを紹介
富士通が端末からデータセンターまで取り組むグリーンITに関する数々の技術
光ファイバーを利用した多点温度解析システムの実験。認識精度を高める技術などを紹介している
コンシェルジュサービスを会場2カ所に配置。会場案内のほか、富士通の最新プロダクトを体験できる
一方、講演およびセミナーでは、全84のカリキュラムが用意され、初日の基調講演には、富士通の黒川博昭社長が「フィールド・イノベーションを加速する~もっとお客様のビジネスへ」と題して、富士通の取り組みについて講演する。今年6月に社長退任が決定している黒川社長にとって、最後の大きな講演となりそうだ。
また、経済産業省商務情報政策局長の岡田秀一氏による「地球環境問題の解決に向けたグリーンITと日本の情報政策」、筑波大学准教授であり、全日本柔道連盟強化委員会の山口香氏による「柔道と人間力」、ベネッセコーポレーション取締役会長であり、ベルリッツインターナショナルインク会長兼CEOの内永ゆか子氏による「経営戦略とダイバーシティ」などの講演が行われる。
展示会場の開場時間は午前10時から午後6時までとなっている。
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URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
富士通フォーラム2008
http://forum.fujitsu.com/
( 大河原 克行 )
2008/05/14 00:00
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