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どこまで使える? マイクロソフトのWebイベント「Virtual Launch Experience」


VLEは日本以外に、アメリカ、イギリス、ロシア、アイルランド、オーストラリアで実施されている
 マイクロソフト株式会社が4月に発表したWindows Server 2008。このラウンチイベントが4月15日に東京で開催され、名古屋と大阪でも開催される。同イベントでは、Windows Server 2008に加えて、Visual Studio 2008、SQL Server 2008などが紹介されているが、3都市近辺で暮らしていないと、こうしたイベントに簡単に参加できないのが現状だ。また、時間的に拘束されてしまい、参加したくても参加できない方も多いのではないだろうか。

 そこで同社は、今回のラウンチイベントをWeb上でも展開する試みとして、「Virtual Launch Experience(以下、VLE)」を4月15日より半年間の期間限定で実施している。今回は、このVLEで公開されている情報のほか、どのように活用できるかなどを調べてみた。


短時間のコンテンツで各機能の要点を押さえるのに最適

 VLEは、ホワイトペーパーやカタログ、Webページ、セミナー・イベントを統合した、新しい形の技術情報提供形態と同社では位置づけている。Silverlightを用いることで、リッチなユーザーインターフェイスを実現しているのも特長だ。

 同社サーバープラットフォームビジネス本部マネージャの藤本浩司氏は、「Web上で情報提供を行うことで、物理的な制約を超えて利用可能になる、また、時間のしばりもなくなり、いつでも自由に利用できる」と説明。VLEの特長のひとつとして、パートナー各社のブースを公開するなど、パートナーと協力して展開している点もあげている。


VLEにログインした直後の画面。ガイドが登場して使い方などの説明が行われる。VLEを利用するには、Windows Live IDとSilverlightがインストールされている必要がある VLEの基本画面。右側には、上から利用ガイド、会場案内、各社ブースへのリンクを用意。中央下部から基調講演やセッションなどのページに移動することもできる 利用ガイド。紙のカタログのようなデザインを採用しており、ページをめくりながら気になる情報を探すことができる

会場案内図。実際のイベントと同じような会場図に、各コンテンツが割り当てられている。クリックすれば各コンテンツに移動できる 基調講演には、米国でのラウンチイベントの動画を用意。国内の基調講演の様子は、大阪でのイベント終了後に掲載されるとのこと マイクロソフトのブース。正面のプレゼンテーションをクリックすれば、そのコンテンツに切り替わる

各ブースの左側にある画面をクリックすると、プレゼンテーション資料が用意されている。右側のバックのアイコンをクリックすると、「バックパック」と呼ばれるフォルダに保存。あとで一括してダウンロードできる バックパックを開いた図。VLE内でバックパックに収めた資料がまとまっている バックパック内のプレゼンテーションを開いた様子。[全てダウンロード]をクリックすると、一括してダウンロードできる。けっこう便利な機能だ

 公開されている情報は、ブレイクアウトセッションで約15分、製品ブースのコンテンツで約5分と、コンパクトにまとめられている。各製品の基本コンセプトの理解、主な新機能の特長など、基本的な知識が得られる場としてVLEを利用するのが適しているといえる。

 同社によると、これまでにユニークユーザー数で約5000の方が利用したと説明。Windows Server 2008概要が人気のコンテンツだとしている。なお、同社では、6月初旬をめどにコンテンツのアップデートを予定している。

 Windows Server 2008などの製品情報を知りたい方は、まずこのVLEで情報収集してみてはいかがだろうか。基本的ではあるが、理解が深まるのは間違いない。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  Virtual Launch Experience
  http://www.microsoft.com/japan/vle/


( 福浦 一広 )
2008/05/22 08:55

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