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代表取締役社長の諸星俊男氏
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SCLCのメリット
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EMCジャパン株式会社は5月28日、ストレージ製品の国内出荷の迅速化を目的とした「サプライ・チェーン・ロジスティクス・センター(以下、SCLC)」を6月1日に開設すると発表した。SCLC開設により、受注から納品まで2~3週間かかっていたものを、最短で24時間以内の出荷を実現する。
同社代表取締役社長の諸星俊男氏は、「昨年7月の就任以来、パートナーを通じたビジネスの強化に取り組んできた。今回のSCLCは、そのパートナービジネス基盤強化のひとつ」と、パートナービジネス強化の重要な構成要素であると説明した。
SCLCは、成田空港近くのDHL成田物流センター内に開設。のべ床面積は約135平方メートルで、約100台の製品の保管に対応している。SCLCで扱うのは、「EMC CLARiX CX3-10」「EMC CLARiX CX3-20」「Celerra NS20」といったエントリー・ミッドレンジ向けの製品。「ハイエンド製品は若干納期に時間がかかっても問題は少ないが、ミッドレンジやエントリー向けの場合、すぐに利用したいといった企業も多い。ミッドレンジ以下の製品については、SCLCですべて管理することになるだろう」と、ミッドレンジ向け以下の製品に関しては、即納可能な体制を構築する考えであることを示した。
常務執行役員パートナー事業本部長 兼 ビジネス計画担当 兼 ソフトウェア担当のロバート・スティーブンソン氏は、「SCLCは短納期を実現するだけでなく、増設部品も在庫するので、さまざまなニーズに迅速に対応できるのも特長。ビジネスサイクルの短縮化により、新たなビジネスの開拓機会の増加が可能になる。また、これまで期末の商談の際、2~3週間かかることから、ぎりぎりまでの対応ができなかったが、SCLCにより販売期間の拡大にも対応できる」と述べた。
■ URL
EMCジャパン株式会社
http://japan.emc.com/
ニュースリリース
http://japan.emc.com/about/news/press/japan/2008/20080528-1.htm
( 福浦 一広 )
2008/05/28 12:48
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